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ほんとにあった! 呪いのビデオVer.Xのレビューです。

どうやらレンタルなどの感想ではかなりの酷評であるようですが、実は好きなシリーズであったりします。

確かに通常ルートやSpecialルートと比べて貧乏くさい感じはするのですが・・・。

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ほん呪Ver.Xの各章のレビュー

ちなみにこのVer.Xはナレーターが中村義洋さんでもなく、高橋眞三樹さんでもない宮川宏司という人が行っている。

無理に低い声を作って、それらしさを出している感がありありであり、素人レベル。

聴いていて『痛いなぁ・・・』と、こっ恥ずかしくなる印象があります。

こうしたドキュメンタリータッチの作品にナレーションというのは、非常に効果的な演出なわけですが、素人をそのままナレーターに起用してしまうというのは、どのような背景がそこにあったのかが非常に首を傾げるところです。

売れているからシリーズ作品を量産するという状態で非常に一杯一杯だった時期じゃないのかな?とお見受けできる。

だから、とりあえずスケジュール空いていて、やってくれそうな人間を起用したって感じなんでしょうが・・・。

しかし、ナレーターが微妙であっても、それを補うくらいの仕上がりを見せていたりもするわけです。

見えない霊

一般人の霊感のある青年・川島悠さんと、弟子持ち霊媒師・中田節子さんとの対決がメインとなるコーナー。

ぶっちゃけていって、私からすればどっちもどっちと言えるのですが、初見の頃は中田節子さんがムキになって悪くみていた私。

そもそも、霊媒師という類の人種は全く信用していないし、むしろ嫌悪感をおよぼす人種でしたからね。

信用していないのは今も変わらないのですが、関わらなければいいだけの話であり、私も少しは広い視野でもモノが見れるようになったので。

改めてみると、この川島さんと中田さんのやり取りは、川島さんが自分だけ見えていて、他の人間が見えていないことにムキになっているように見える。

更に『本物だったら見えるはずだろ?』的な、八つ当たりチックな論理と皮肉を呆れた苦笑の表情を浮かべて言う川島さんは、非常に寒気がする気色の悪い痛い子に映ります。

彼の論理が正しいのであれば、それは例えば私がディズニーランドにいって、ミッキーを見てミニーに見えるけど、おまえらは見えない? じゃあ、ミニーに見える人間が一人いてもいい筈だというぶっ飛んだ自己主張と自己肯定をしていることが、まともということになります。

見てしまうのは仕方がないですが、見えない人間をあからさまに皮肉をぶつけるというのは人間的にネジが吹き飛んでいると言われても仕方がない。

結局、オチでは突っ込みどころ満載のことを吐くわけですが、それはまた後ほど。

人身事故

投稿者の友人達の証言なども事細かにコーナーでは挿入されています。

結構、リアリティを醸し出すことに成功し、取材に明らかに横柄な態度をとっている友人も見受けられるところが生々しいですね。

しかし肝心要の映像は確かにパッと見は怖い代物ですが、合成だと一発でバレるくらいに下手くそなんですよね。

重ねている層(レイヤーという)のズレ方が酷すぎるのです。

スライドの重なりがズレたというほうが、映像のことを全く知らない人にはイメージがつきやすいのでしょうかね。

消えた腕

映像自体は特に怖いことはないのですが、ここでもやはり細かく丹念に当事者と関係者に取材をしている様子を収めているという具合で、作り手の真摯な気持ちが分かります。

投稿者の母親が徐々にビビって、取材スタッフを頼り出してくるという描写も淡々とではありますが、見事に表現できていてリアリティがあります。

しかし、最後、この母親がどうなったの?という具合で後味の悪さも少々、目立つ感じになっています。

偽ビデオ

まるで売れない声優みたいな印象のある投稿者の熊さんとその彼氏という米田さんの投稿映像。

米田さんが異様にハンサムなのですが、投稿映像からは性格の悪さがありありと出ていて、こんなもんだよなと落胆させられる。

更にオチとしてはスタッフを騙そうとしたフェイクであったというわけで、第三の女性であるSさんが登場して、謝りながらも取材拒否をカマすあたり、『舐めてるのか?!』と胸倉を掴みたくなる感じですよ。

だからこそ、初見のころから15年以上経っても記憶にあるコーナーであるのですが、オチにうつったSさんの背後にうつる霊は、たしかに狼の横顔に見えるのですけどパンチに欠けます。

結局は何か顔のいい男と女二人が旅行にいった際、気まぐれで心霊映像を作ったけど、マジでヤバいことが起きてビビッて責任転嫁みたいな感じのオチで、突っ込みどころ満載のア〇餓鬼に時間を潰された感が漂う、これまた後味の悪いコーナーに仕上がっています。

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どこか気合の入った感じの投稿者パパですが、初見のときには問題の心霊映像は『?!』と言う感じで恐怖を感じました。

ですが、やはりこれも合成であることがバレバレであり、映像と心霊の部分のズレが明らかであるのですよ。

これ、合成がキッチリうまくいっていたのならば、フェイクでもKOEEEEE!!という感じだったんですが、バレバレと言う意味で一気に怖さが80%減という具合です。

8ミリフィルム

東北弁が妙に心地よい投稿者のインタビュー映像が妙に生々しい。

問題の映像もインパクト大であり、これは普通に通常ルートでもOK的なコーナーに仕上がっています。

決して通常ルートの方がレベルが高いといっているわけではないのですが・・・。

うめき声

どこかフレンドリーな印象のある投稿者夫婦ですが、肝心要の声は確かに子供の声とは思えないけど『だから、何?』的な薄い味しかしない。

もしも、子供の顔が声がしたときに暗闇の中で歪むといったブースト気味な演出が加えられて入れば、もっと違う印象を持てたのですけどねぇ・・・。

砂嵐

Version.Xの主要エピソードでもある砂嵐。

基本的に通常ルートでもSpecialルートでも全く姿を見せないスタッフの菊竹さんが大活躍する回でもあるのですが、妙にいい感じにみえる演出補です。

淡々として地味だけど、しっかりとこなしている雰囲気のある人間って見ていて感じいいんですよ。

今の子供たちにはもう絶対に味わえないであろうテレビ放送が終了した後の砂嵐の雰囲気。

それを心霊の演出としてうまくストーリーを展開させていく着眼点は素晴らしいと感じています。

肝心の砂嵐の中にうつる霊とおぼしき物体は怖いとは思いませんでしたが、このストーリー自体が非常に面白い感じがします。

どこか西村京太郎ミステリーの様な雰囲気があり、どこかハードボイルドチックな印象も感じたりと好みなエピソード。

あくまでこのコーナーは失踪した清水さんを探し出すという目的が上位にきているからこその展開なんでしょうけどね。

それはそうと、このコーナーでも出てきた霊の見える川島さんですが、結局、砂嵐に男の子が見えるということですが、それは昔、イジメられた同級生だという始末。

要するにアナタの強い記憶が目に見えているならば、それは幽霊ではないだろう・・・と感じるわけで、霊能者の中田節子さんのことに皮肉交じりに持論を展開したことそのものが矛盾であるということを自分で認めてしまっているかの様な証言がまた薄気味悪いのですよ。

リアルでもたまにいる自称・霊が見えて自分は特殊能力を持っていると勘違いしている人間が、目立つ形で取り上げられた場合は本当に痛々しいものだと切に感じるわけです。

総評

基本的にVersion.Xはこの回は初見の時はなんか見ていて怠いと感じたわけです。

ですが、X2を見て改めてX1を見ると、結構、面白いんだなーと気づかせる特異な回であったりもします。

やはりそれはメインの砂嵐のストーリーが個人的にすごく好みだからなのでしょうね。

総じて決して怖い映像があるわけではないのですが、見ていて心地よさがあったりするそんなシリーズであったりします。

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☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオVer.Xの内容
ほんとにあった! 呪いのビデオVer.Xのネタバレ

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