
Special 1のインパクトを受け継ぐかのように作られて6ですが、ネタバレを書いていきます。
今回は非常に完成度が高く、コーナーのいずれもが非常に怖さを感じさせるものであったと思います。
ほん呪6の各章のネタバレ
Special 1を見た視聴者から寄せられた反響の手紙は30通以上にのぼる。
その中には本編で紹介したものとは違う箇所に男や女の霊らしきものが映っているという指摘であり、それらは3箇所に集約されていた。
霊媒師の中田節子をスタッフルームに呼び、視聴者からの指摘があった部分を供に検証していく構成の中村義洋。
・スタッフの井口が廃屋に入った時に何かに触られたと泣き出すとき、彼女の影の部分に巨大な少年の顔が浮かび上がっている。
・廃屋で隆雄さんに詰め寄っている中村の背後に学生服を着た霊がぼんやりと立っている。
中田節子はこれらを事件を起こした和則くんがうつっているものと断言。
もう一箇所、視聴者たちが指摘した箇所があるのだが、それは6の最後に公開されることに。
6の巻末では中田節子が問題の箇所を指摘するのだが、そこにはおそらく長女の真由美ちゃんと思われる女の子の顔が映り込んでいる。
真由美ちゃんが殺された部屋に入った際の映像、スタッフの井口と中村、中田が映る場面。
ライトを持つ中村の背後に長い髪の隙間から目だけが見開いて、カメラを睨んでいるような真由美ちゃんの顔が映り込んでいた。
再生できないビデオテープ
投稿者から送られてきたビデオテープの再生を試みる中村と鈴木謙一。
しかし、再生がはじまっても、すぐに止まってしまうという不具合が生じてしまう。
問題のビデオテープの映像は交通事故に遭った瞬間と直前がおさめられているものであるという。
更に撮影者である女性は、その事故で亡くなってしまっている。
都内の喫茶店で投稿者とあい、ビデオが撮られた時の様子を取材。
投稿者の彼女はビデオ好きであり、デートや旅行の際はいつも撮影をしていたという。
彼女のカメラで問題のビデオテープの再生を試みると、再生が出来た。
問題のテープに収められていた映像は、デート中に食べ歩きをしている彼女の様子だったり、ドライブの模様など。
助手席側から投稿者の彼を撮影している彼女がおり、車の正面にビデオをきると交差点の左から車が飛び出してきた。
彼女の悲鳴が車内に響き、カメラは真っ暗になり止まってしまうが、真っ黒になった映像には青白い男の顔が徐々に浮かび上がってくる。
斜めの方向に向いたその男の顔はこちらを睨みつけているような表情を浮かべていたのだった。
廃病院
投稿者とその友人グループは有名な心霊スポットである滝に肝試しに向かった。
ところが道を間違えて、本来の滝がある場所とは反対の方向へ進んでしまったという。
そして、辿り着いた先は朽ちた廃病院であった。
廃病院内を散策して出る時に投稿者に声をかけてきた作業服姿の男がいたという。
勝手に入り込んでしまったことに対して、謝罪をするが、一瞬でその男は消えてしまったことに一同はパニックになり逃げだす。
映像には捉えられているのは、男の声が投稿者に声をかけてきた際の言葉。
『何しに来たの?』という言葉。
廃病院が開院していたころに働いていた看護婦の吉沢靖子さんからの証言によると、廃病院は二棟あり、そのうちの一棟は昔、結核患者の隔離病棟であったという。
また病院の管理人が結核に感染し亡くなっており、それから不可解な現象が起き出したことから、もしかしたらその男が投稿者たちの前に出てきた霊ではないのかという見解に至る。
花火
花火大会の模様を撮影する為にビルの屋上からその光景を撮影しようとした投稿者の山田さん。
撮影したビデオには花火が打ちあがり画面が白く光ったときに、白い人影がうつりこんでいるという。
投稿者はファインダー越しに何かが映り込んだことに気づいていたという。
映像には花火の光に照らしだされるかのように、うっすらと上半身裸の女性のような姿が横顔が映っていたのだった。
ビデオレター
投稿者の大原さんの娘さんが生まれた孫の元気な姿をみせようとビデオレターを送って来てくれた。
かつて娘夫婦は猫を飼っていたが、既に交通事故によってその時には死んでいた。
しかし大原さんに送られてきたビデオレターには娘夫婦が飼っていた猫の顔に似ている霊が映っていたという。
大原さんは、猫が死んだその後にビデオに映る孫が生まれていることから、タイミング的には行き違いのようなものであったと語る。
投稿者の娘にも話をきくと飼っていた猫が息子(大原さんにとっては孫)を守ってくれてるような気がするという。
問題の映像にはカメラの前で母親に支えられて歩く子供の上半身にうっすらと重なるようにして猫の顔が浮かび上がっていた。
除霊
霊媒師の中田節子が助手とともにスタッフルームを訪れて、かつて除霊の最中を記録した映像の中に霊らしきものがうつっているものを提供。
映像には中田と相談者の女性たちがうつっており、そしてその映像を撮影する助手の佐久間和美がその中の一人の女性のことを語った。
10年ほどまえに夫をなくしたその女性は、その後、相次いで二人の子供を事故や病気で失った。
不幸が重なる彼女を不憫に思った親族らが中田に相談し、3度目に面会した時の様子を捉えたものであった。
その時に除霊を試みたが映像に異変が起き出す。
映像には消えている筈のテレビがうつっているが、そのテレビの電源が突然入り、無数の手型や不可解なノイズが流れ出した。
更には犬らしき姿の霊が室内にあるステレオのガラスにうつりこみ、更にその横のスペースには除霊作業をしている様子を覗き込むかのような顔がうつっている。
そして、その後には先ほどのテレビに口を開けた顔のような霊がうつりこんでいる。
除霊が終わったあと映像て前にいる中田と女性の間に顔がうつりこみ、その後は男のうめき声が録音されていた。
この問題の祟りの原因というのは、不幸があった女性の親戚筋の男性によるもの。
かつてノイローゼになっていた男性が放火によって命をおとして、その後、供養が行き届いていないことから、その男性の念が不幸を引き起こしていたというものである。
オーディションビデオ
投稿者二人の女性はオーディションに投稿する際の映像をカラオケボックスで撮影。
ところが特に霊感とかがあるわけではない2人であったが、最初から入ったその部屋は気持ちが悪かったという。
映像には撮影し合いながら、その部屋のおかしな雰囲気に怯える二人の様子が捉えられており、投稿者の背後に髪の毛のようなものが映り込んでいた。
投稿者たちはそれが女性の髪の毛であったという。
レインコート
投稿者が仲間と供にバーベキューにいったときに、黄色いレインコートを着た不自然な子供の姿をみたという。
映像でも分かるように天気は晴れていたために、おかしいと思っていたが、その子供はいなくなっていた。
夜に盆踊りをみるために車で移動したが、その時に撮影した映像の中にハッキリと黄色いレインコートをきた子供の様な姿が捉えられていた。
更に車で帰る際に通った山道でも、その子供の姿を視認していたが、結局、この子供が何なのかは謎のままである。
パート3より
ほん呪3で紹介された【いるはずのない男の声】が撮影されたスタジオで起きた様子をフィードバック。
同じ録音スタジオで再び奇妙な出来事が起こり、更には命をおとす者も現れた。
投稿者の三上さんはアニメ制作会社のプロデューサーであり、その日は作品の収録の日であり当時、人気のあったグラビアアイドルを起用して録音作業していたという。
メイキングアニメ作品のナレーションを担当するアイドルに密着する形で、ビデオ撮影されていた。
最初は順調に進んでいたが、収録が終わりに差し掛かった辺りで、ブースで録音作業していたアイドルSさんに異変が起きる。
下を向いてうずくまってしまったSさんをADが病院に連れて行ったが、そのまま原因不明のまま入院し、1か月後に心不全ということで亡くなったという。
ADは収録のときにSさんが胸が痛いといっていたことを思い出し、更にSさんに密着する形で撮影されていた映像におかしなものが映り込んでいるのを発見。
更にブース中で録音作業していた彼女が使っていた台本には、旧漢字をふんだんに多用していたメモ書きが残されていた。
当時、20歳という彼女がそんな漢字を使っていること自体が不自然極まりないと作品の監督を務めた沢村まことさんは語っていた。
問題のスタジオは元墓地であり、映像を鑑定した中田節子によると、丁度、そのスタジオは霊の通り道になっているということであった。
ブースで録音作業中の彼女をぼーっと見つめる男の様な姿が映っていた。
監督の沢村さんはその霊がSさんに憑りついて死に導いたと今でも思っているという。
終わりに
スタッフロールが流れた後、中村がスタッフルームで、Special1の廃大山邸に潜入した時の映像を流している。
中田節子もそれを見ているのだが、視聴者からの投書を紹介。
それは大山邸での映像の中で、女の子の霊が映り込んでいるものを紹介するものであった。
井口が触られたと言い、涙をこぼす後に押し入れの前でライトを持つ中村のシークエンスがあるが、その背後におそらく真由美ちゃんの顔と思しき姿が映り込んでいたのだった。
☟ネタバレやレビューは以下のリンクから☟
・ほんとにあった! 呪いのビデオ6のレビュー
・ほんとにあった! 呪いのビデオ6の内容
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