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ほんとにあった! 呪いのビデオ6は総じて完成度が高かったと思います。

そんなわけでいつものように独断と偏見に満ち満ちた感想を列挙していきたいと思います。

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ほん呪6の各章のレビュー

正直なところ霊媒師云々の人間が出てくるのは、あまり好きではありません。

こういう人種の全てが紛い者かと問われれば、違うとは思います。

しかし、結局は自分が感じた答えに誘導していくようにもっていく傾向があるので、好きになれないんですよね。

ですが、作品として見ると霊媒師・中田節子さんの存在はうまく内容に絡んでいたといえます。

Special 1の大山邸に突撃した際の映像を見た視聴者からの指摘された部分は、そのどれもが非常に怖いものであると感じます。

そもそもの事件がフェイクであることが分かっている為に、これがガチ物であることはありませんので、結局は加工したものであることは分かっている。

しかし、それが分かっていてもやはり怖いものは怖いわけです。

初見の頃はヤバいと感じるくらいに怖かったわけですが、今見てもちょっと後ろを振り返るのが怖いと言う気持ちにさせられますね。

長男の和則くんばかりが取り上げられていたわけですが、敢えて6の巻末に長女の真由美ちゃんと思われる映像をもってきたという細かい構成も秀免です。

何故なら、長女の真由美ちゃんと思われる顔は恐ろしい形相に思える表情でしたからね。

作り物とは分かってはいても、何度も凝視できないヤバさがあると思います。

再生できないビデオテープ

ビデオ撮影好きな彼女で羨ましいなーと、初見の頃は横で女房と供にみていて思っていたコーナーです。

映像では事故の瞬間のようなシーンがありますが、事故にしては衝撃音が小さすぎるのでフェイクの可能性が極めて高いと思います。

しかし、丁度、左から飛び出してきた車に直撃をうけてしまった彼女は死んだという設定。

その彼女のビデオカメラでは無いと問題のテープが再生されないと言う設定も非常にその映像にインパクトを与える展開であると言えます。

肝心の映像は然程、怖いとは感じませんでしたが、やはり、気持ち悪さは出てくる仕上がりとはなっています。

廃病院

肝試しをする場所へ本来はいきたかったのに、道が分からなくなり迷い込んだのが廃病院であるという展開。

そこは元結核患者を隔離していた施設であったと言うベタな設定でしたが、映像にうつっている肝試しのメンバーのパニックぶりは素晴らしい表現であったと思います。

その臨場感は映像がリアルで本物であると感じさせる部分もあり、このコーナーも普通にうまいなーと感じさせる作りになっています。

花火

他と比べて然程、インパクトが薄いものの、生活感溢れる雰囲気が感じられます。

夏の花火を撮影していて、その際に反射と供に現れる女性の裸の霊というのは、本来は怖い映像であるものの、どこか懐かしさを連想させるものであったり・・・。

ほん呪の映像は本来は視聴者をいかに怖がらせるかということをコンセプトに作られていると思うわけですが、こういうのもあったりするんですよね。

怖くはないけど何となくいいなぁ・・・と感じる。

そんな、ある意味、面白い一本であると思います。

ビデオレター

私が大の猫好きだからなのでしょうか。

非常に好きなコーナーの一つですね。

不慮の事故で亡くなったペットの猫が死んでから生まれた子供。

その子供の様子を親にビデオレターに送った際に、見つかった猫の姿。

猫とは古来から伝わる伝統的な怪談である化け猫のイメージが強くありますが、これは全くそういう印象がなく、むしろロマンが溢れる感じ。

私は守護霊とかそういう類は一切、信じていないのですが、死んだペットが行き違いのタイミングで生まれてきた子供を守る存在になっていると感じさせる表現は見事です。

そんなことがあったらいいなぁ・・・と感じさせるわけです。

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除霊

中田節子さんが助手とともに除霊の最中に起きた怪現象と映像を紹介すると言う構成。

そもそも助手がいるとか、弟子がいるという辺りに、何様のつもりや?と嫌悪感が走る私ですが、お互いに同意のもとでそういう関係性が成り立っているのならば否定できませんよね。

と、本編と関係ない心情を吐露してしまいましたが、紹介された映像そのものは確かに現実にありそうな展開です。

人間の思念というのは別にオカルトではなく、一種のエネルギーであるのは実は量子力学的にも既に証明されていたりします。

そんなエネルギーが周りの電化製品などに奇妙な現象を引き起こさせるというのは、実際にあることでありオカルトでもなんでもなかったりします。

中田さんや助手の佐久間さんの持ち込んだビデオがガチで起きた事とは言い難いですが、その現象そのものは確かに語られる悪霊とマッチしている怖さを感じさせてくれました。

オーディションビデオ

ほん呪6で紹介された中では個人的に抜群に怖いと感じたコーナー。

カラオケボックスという閉鎖された空間で、投稿者本人たちにしか分からない気持ち悪い空間という設定。

全く投稿者本人たちは普通の夢見る乙女であるわけで、彼女たちの雰囲気からは微塵も霊とかオカルト好きという印象がない。

だからこそ、本来の目的であるオーディションビデオとはずれてパニックになり不快感を露わにする様子は非常にインパクトがありそちらのほうが怖いと感じます。

問題の霊の映像というのは特に初見の時も今も怖いとは感じませんが、その場の雰囲気を伝わさせてくれるものに仕上がっています。

レインコート

どこか、たどたどしい投稿者の口調は、それだけで素人っぽさがでていますが、だからこそ問題の映像がインパクトを強めているのかも?

黄色いレインコートの子供というのは、昔、雨が降る登下校のときには珍しくはない見慣れたもの。

しかし、それが何故、晴れている日に全く関係のない人間の前に現れてしまったのか?

そして、幾度となく投稿者はその姿を確認しつつも、映像に収められていた黄色いレインコートの子供は異様に小さい。

あまりにも奇妙奇天烈で得体の知れない怖さを彷彿とさせており、結局、その子供の正体は推測すらできないというオチ。

分からないからこそ怖いというものを如実に表現できているコーナーであるといえます。

パート3より

ほん呪3で紹介された【いるはずのない男の声】のオチである『もうすぐです。』という心霊の声。

要するにもうすぐです。というのは、アイドルSさんを連れて行くということの言わば予告であったと言えなくもない展開です。

肝心要の霊の映像は引っ張るだけ引っ張った割には、あまり怖いと感じさせるものではありませんでした。

しかし、当時の収録の模様はSさんが最初は普通であったのにも関わらずに、ブースでの録音作業の中で声に張りがなくなり明らかにおかしくなっていくという経過をしっかりと表現できています。

証言に加わったADや監督らも特に芝居がかっているわけでもなく、淡々と冷静ではありますが、確実にその日はおかしかったということを伝えるには充分すぎる雰囲気を醸し出していました。

ここまで淡々に経過を辿られると、フェイクとかガチなのかという探る気も失せてしまうわけで。

 

総評

ほん呪6は霊が映り込んでいる映像が怖いというものは少ないのですが、そのコーナーそのものの出来が良くって全体が怖いというものになっていると個人的に感じました。

収録時間は50分ですが、何の怠さもなく一気に見れるくらいに高い完成度を誇っていると思います。

ですが、Special 1を予め見ていないと、その完成度の高さは半減してしまうと思うので、しいていうならばそれがネックかも知れません。

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ほんとにあった! 呪いのビデオ6の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ6のネタバレ

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