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ほんとにあった! 呪いのビデオ63のレビューです。

かなり過激に感じるコーナーや演出が多いと個人的に思う巻です。

スタッフの菊池宣秀の大胆な演出が随所に見られているというのが見て取れる作品です。

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ほん呪63の各章のレビュー

親子

投稿者の息子がどこか愛らしく感じて、ほのぼのとする雰囲気があります。

そんな息子が上空をボーっと見つめており、カメラを向けるとそこに髪の長い女性の首が浮いているというのは、個人的には面白い演出であると感じます。

ストーリーも実は投稿者親子と、過去に悲劇を辿った親子という二つの状況が錯綜しているのも、ポイントが高いと言えるでしょう。

ゴンドラ

投稿映像に映るこの山中アトラクションは、少々、興味がありますね。

具体的にこの投稿映像の撮影場所は特定できていないようですが、行ってみたい心境に駆られます。

そんな問題の映像ですが、あまり怖いとは感じないですが、映り込んでいるその少年の姿には微妙な違和感は感じます。

投稿者の友人の女性を何故、凝視しているのかが、少々、疑問ですけどね。

スケープゴート 中編

このコーナー内では庵堂准教授との攻防が中心となっていく展開ですね。

プチカーチェイスみたいな展開も軽くスリリングな心境に駆られますが、演出を手掛ける菊池宣秀が山下洋助に八つ当たりめいたことを言うのが笑えます。

そんな中、庵堂准教授を捕まえて、強気に説得して取材を呑ませる菊池の姿は、強引ではありますが素直にカッコイイと感じたり(笑)

庵堂准教授の性格を読んで、投稿者の郡司さんを予め呼んで取材に望むという光景も、久しぶりに菊池大活躍の光景がコーナーに盛り込まれていると言えると思います。

ここで公開される庵堂准教授が撮影した映像は、ゾッとするものであり衝撃度と恐怖度ともにかなりの仕上がりを見せていると感じる。

顔面に穴が開いているというシンプルな映像表現が、これだけ怖いと感じるのは、これまでのストーリーがあるから故のことなんでしょうね。

そして木箱に関わる背景というものも明らかになっていき、そこには巫女の存在が大きく関わっていたというのも興味深いですね。

更に同時進行している設定の沙希さんの状況も更に常軌を逸したものになっていくという見せ方も、素直にストーリーに引き込まれていきます。

街撮り

非常にシンプルで短いコーナーでありながら、かなり完成度が高いという風に感じる一本です。

何気ない雑踏を歩いているのに、突然、横から現れてカメラを見つめて消えていく男の様子は、生々しい気持ちにさせられて、素直に背筋に冷たいものを感じさせる衝撃があります。

本当ならばこれがPart63に一番にしたいところなんですが、これよりも強烈なコーナーがこの先にあるので・・・。

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上空

少々、微妙に感じてしまう投稿映像。

確かに向かいの座席の乗客が使う荷物置きのスペースに、気持ちの悪い顔が現れているのはインパクトがあります。

ですが、その顔の瞬きが何かライトがチカチカしているかのような機械的な動きで、その時点で合成っぽいと感じてしまい興ざめという感じです。

もしも、その点をもっと生々しく描写出来ていたらよかったのに・・・と感じる惜しい一本です。

シリーズ 監視カメラ 鳥居

神社に監視カメラがついているというのは、何というか斬新というか珍しいなと感じます。

この神社では賽銭泥棒でもあったのでしょうか?

それはおいておいて、問題の映像ですが、どこか古典的な心霊映像という感じで、特にインパクトも恐怖度も薄いと感じます。

ほん呪初期のころに、このクオリティであれば、充分、視聴者に戦慄を与えるレベルであったのかな?と感じるわけですが、今となっては・・・。

証明写真

Part63の中でNo.1の衝撃度と恐怖度があり、白眉と言える仕上がりです。

と、いうか、肝心要の映像よりも、途中で公開される証明写真の方がヤバいですね・・・。

写真の方が気持ち悪すぎて、見るに堪えないくらいのものに仕上がっています。

問題の映像も確かにそれとなくカーテンに女性の足が映っている様子が、あまりにも自然なので不思議な感覚に捉われます。

そして、トドメの証明写真のブースの屋上から目をギョロギョロさせる女の顔。

目の動かし方が機械的に見えて、少々、首を傾げてしまいますが、コーナーそのものの完成度は秀逸であると思います。

続・スケープゴート 中編

最大のトリは庵堂准教授の自殺模様ですね。

そして、菊池不在の残された山下と今野恭成がそれを見つけるという設定が、リアリティがあります。

庵堂准教授の親戚の動きには若干、??と感じる部分もありますが、『救急車!』と叫ぶその鬼気迫る様子は、見ているコチラにも異常事態の雰囲気が伝わってくるものに仕上がっています。

更に今野が山下に『ビデオ回してないで、手伝えって!』という何気ない言葉掛けも、リアリティを出す演出の一つであるとも感じますが、面白いと言えます。

やはり少々、グロテスク描写がここにも出ており、菊池作品の特徴が出ているなぁ・・・と思います。

イマイチ、巫女の瀬戸山さんの印象が薄いんですが、それをカヴァーするかのように田丸さんの動向が徐々に明らかになり、木箱の行方と彼がどうしているのか?という展開にシフトチェンジしていく構成がスリリングな印象を与えてくれます。

血塗れの浴室を撮影した際に現れる女はどう見ても若い女性なのですが、それも最後にその理由が分かるということで、軽く伏線となっていたりするわけですね。

結構、複雑に入り組んだストーリーですが、しっかりと把握していると非常に面白いと感じる内容ですね。

総評

Part63は全体的に非常に仕上がりが高くバランスの取れた巻であると言えます。

ディレクターとしての菊池のセンスが爆発しているような展開で、個人的には充分、満足いく作品です。

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☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオ63の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ63のネタバレ

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