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ほん呪4 -呪われた病院篇- のレビューを独自の観点からつづってみます。

個人的には病院という場所を霊やネガティブなものに結び付ける風潮は宜しくないと感じているタイプの人間ですが、あくまでそれを踏まえたうえで書いてみます。

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ほん呪4 -呪われた病院篇- 各章のレビュー

今回の主人公といってもいい元某大学病院の医師であった峰尾勇氏が初っ端から登場。

前作に登場していた埼玉県音響粒子学研究所の所長・貝原茂夫氏、画像解析学 柴田典良教授の存在に引き続いて。

実際にいないとされる権威を作り出して、作品にリアリティを出すという手法のせいか、峰尾勇氏もどうも怪しさがあるわけです。

しかし、インタビューに答える峰尾氏は、特に芝居がかっている様子もなく、穏やかな口調で事実を語っている様は信憑性を感じさせるところはあったりします。

待合室

実は私や女房がほん呪シリーズに興味を持った切欠が、この待合室の映像であったりします。

順番に見ていったわけではなく、この映像を何かで拝見して、こんなハッキリうつってるって、このビデオ何なの?という具合で調べたのが切欠です。

つまり、この映像が無ければ私たちがほん呪の長きに渡るファンになっていなかったかも知れないという、ある意味、貴重な映像であったりします。

今、改めて鑑賞しても怖いと言うよりは懐かしい気分に囚われてしまいます。

同じく命を落とした両親を求めて彷徨う子供という投稿者の推測を聞いて、それはありえるとも言えないし、ありえないとも言えないという何とも微妙な感想に落ち着いてしまうわけですが。

峰尾勇が語る研修医時代の待合室での話

峰尾氏の研修医時代の話ですが、やたらと生活感溢れる話です。

病院などではタバコは魔界の娯楽物と言わんばかりに、忌み嫌われている物であったりしますが、それを絡めての心霊話には共感するところがあったりします。

私は巷で言われているタバコがガンを誘発するモノであるという学説や仮説は真っ向からNOと感じている1人ですが、それはともかく、峰尾氏にタバコをせがんだガン患者の気持ちは痛いほどよく分かるなーと思います。

この話が本当であるならば、むしろ峰尾氏が亡くなったガン患者を非常に強烈に印象に焼き付けて、喫煙所でその幻影を見てしまった心温まる話であるとも思えるのですが。

診察室

映像的には特筆すべきものが何もないくらいのものです。

そもそも研究用に撮った言わば教材の為のビデオを投稿するという研究生が仮に本当にいたとしたら、そっちのほうが神経を疑うわけですが・・・。

レントゲン写真

峰尾氏の持ち込んだ不思議?なレントゲン写真。

普通に見れば誰かが悪質ないたずらをしたかのようなものです。

しかし、これから命が潰えると半ば分かっている患者のレントゲン写真に終という文字を書こうとするサディスティックな思考の持ち主が医療関係者にいるということ自体は少々、考えにくいわけで。

かといってこれがもしもフェイクであったとすれば、それはそれで今度は製作者側の倫理観を疑わざる得ないということを感じさせたりもしますが・・・。

リハビリ室

問題の映像は初見の時に見た感じであると、結構、気持ち悪さを感じたものではあります。

今、見返すと『ふーん、だから何?』程度のものなんですが、リハビリテーション内での模様と心霊というカテゴリをくっつけるというのは、不謹慎極まりないと感じつつも、斬新であったと感じないこともなかったり。

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ナースコール

以前に私が知り合った女性はナースだったんですが、興味本位で怖いことってあるの?って聞いてみたことがあります。

彼女はとてもそんなことを考えている余裕なんかないよ?と軽く一蹴されてしまったことを思い出したのですがね。

まあ、それはそうと、ナースコールが鳴り止まないという怪現象ですが、本当にそんなことがあったら病院内大問題になりそうな気もします。

ですが、やはり夜の病院という異質な空間の中では、従事する人間や身体が弱っている患者さん達の心の在り方が奇妙な現象を、たまに引き起こすということはありえると感じます。

しかし、気になるのが退院間近でどういうわけか身投げした老婆の話ですよ。

退院するのならば、逆に喜ばしいと普通は思うのですが、身投げするということは現実社会に戻りたくない複雑な事情があったのでは?という勘ぐりが出来てしまうわけで・・・。

病室

問題の映像でうつっている鏡の中の顔は、どう見ても切り絵で女性を表現したようにしか思えない絵面です。

こちらも『だから、何なの?』というくらいで、今、見てもどう形容していいか分からないくらいに扱い方に困る映像なのですが、初見の時は何となく気持ち悪いと感じたものではあったりします。

個人的にはどういうわけか投稿者の吉本さんの表情や話し方、風貌の方が、少々、怖かったりしていましたが・・・。

誰もいない筈の病室から

何となく心霊系の話の中で、所謂、どこか古典的というか古臭い感じがする心霊談話。

女性がガンで亡くなり、髪が抜け落ちてもクシは大事にもっていたという話なのですが、それだけ女性からすると髪の毛というものは特別なものであると彷彿させるエピソードですね。

特に怪談などでは髪の毛という人間特有の持ち物は、非常に派生しやすいアイテムの一つと心霊作家の誰かが仰っていましたが、このコーナーはそれをふんだんに表していると感じました。

病棟の窓に・・・

個人的には、ほん呪4 -呪われた病院篇- の中の心霊映像の中では一番といっていい仕上がり。

カラオケビデオで使われる素材映像にあった巨大な顔がうつっていた建物が古い病院であったというのは、無理矢理に繋げている感があります。

が、肝心要の映像はこれ系の映像への耐性が高くなった今でも怖いと感じるものです。

縦長に歪んでいる当の顔は苦悶に喘ぎ叫んでいるという痛みを連想させる表情であり、かなりのものであると言えます。

手術室

峰尾氏が知り合いの医師から持ち込まれたというエピソードは、どうも首をかしげるものであったりします。

しかし、肝心の映像は結構、インパクトがあり、確か記憶が正しければテレビ番組でも使われた映像であった気がします。

見た感じであるとタイルにうつっている霊のような物体そのものが発光しているようにも思えるので、合成の可能性も高いですが、心霊映像としては充分に怖さを感じさせるものであるといえます。

霊安室

ほん呪4 -呪われた病院篇- のトリを務めるのが霊安室。

そもそも霊安室というのは、もはやダイレクトすぎるわけで、病院というものにテーマを絞ったオカルト作品なら、これは定番ともいえます。

が、しかし、現役看護師らによる恐怖体験はいいとして、その後がいただけない。

現役に勤める看護師にカメラの仕込みを依頼して、それを許諾してやってしまっているというのは、いかがなものかと・・・。

で、撮影された映像そのものは、全く怖くなく、むしろ、それと霊現象を結び付けているという苦しい表現は非常に見ていて拍子抜けであります。

 

総評

そもそも病院をテーマにした怪談話や心霊写真、心霊映像というのは、私はあまり好きではないので、評価はしづらいところです。

よって、ほん呪4 -呪われた病院篇- はシリーズ通して、あまり好きではない回でもあったりします。

しかし、改めて見てみると、結構、頑張って作りこんでいると感じる部分もあり、当時の制作者側サイドの血の滲む様な努力が垣間見れる気はしました。

敢えて言うのであれば、病院というものは当たり前の様に不思議なことが起きる場所であると感じているので、それをほじくり返すのはどうかとも思うのですが、それをいったら終わりとも感じていたり・・・。

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☟ネタバレやレビューは以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオ4の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ4のネタバレ

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