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ほんとにあった! 呪いのビデオ46のレビューです。

特に注目すべきは川居尚美の人情味溢れる箇所でしょうかね・・・そんなメインエピソードが特徴的な巻となっています。

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ほん呪46の各章のレビュー

シリーズ 監視カメラ 漂流する写真

数多くの怪談話の中に『スキマ女』というものがありますよね。

私の記憶が正しければ、それは桜金造が最初に公にした実話であったと思いますが、それに近いものがある展開がこのコーナーの映像。

映像に現れた女性の霊が隠れたところは家具の隙間であり、そこを調べると心霊写真と思しきものが見つかるという展開は秀逸ですね。

一粒で二度おいしいというような展開ですが、問題の映像も心霊写真もインパクト・恐怖度供に申し分ない仕上がりを見せていると思います。

クラクション

夜景スポットの駐車場にいる少年の霊というものがテーマですね。

映像は非常におどろおどろしいものであり、目玉が異様に動くというものが、絶妙な気持ち悪さを視聴者に与える破壊力が高いものになっています。

ただ現れるだけではなく、現れた霊が不可解に動くというものこそ、刺激を高めてくれるわけで、その見本の様な一本です。

充分に怖いと感じれる心霊映像であると言えます。

タロット占い

俗にいう光モノとジャンル分けしてもいい類の映像です。

光モノはあまりインパクトがない心霊映像であると言えますが、今回のはその光がタロットカードの死神のように変貌していくというコンボが仕掛けられているものになっています。

私はあまり怖いとは思えませんが、どちらにせよ気持ちの悪い映像であるということには変わりはありません。

嫉妬

とある投稿映像が、ある閉鎖的な家族の中にある澱んだ深淵に結びついているという様なストーリー展開。

実は怖いのは赤の他人ではなく、血のつながった身内ということは、よくあることであり、そういった事柄を心霊映像と結び付けて構成されている内容は秀逸です。

今回は女の子が主人公になっているということで、構成や演出は岩澤が担当しているものの、原題や企画というのは川居が手掛けているのではないのかな?と感じます。

これはPart46ですが、Part76以降のメインエピソードを構成しているのは川居尚美であり、その内容というのは女の子や女性の感情というものに重きをおいて作っているように見受けられるからですよ。

私の個人的な見方では川居色が強いという風に見えるのがPart46のこのエピソードなのですね。

しかし、このストーリー展開は非常に生々しく、生活感があって、個人的にはかなりストライクな展開ですよ。

このコーナーの前編はあまり見せ場や盛り上がる点は見当たりませんので、後半の感想は後ほど。

ビジネスホテル

肝心要の映像に映っている裸の女は非常にスタイルが良いわけですが、顔が異様に小さく髪が長いという異形の女というおぞましいものであります。

それはインパクト絶大であり、頭にこびりついてしまうくらいの破壊力があるものに仕上がっています。

昔からフォークロアとして語り継がれているホテルの怪談話・・・霊がいるという伝承には、いささか私は懐疑的でありますがねぇ・・・。

でも、実際にホテルという空間には不思議なことがあって、それは決して無くならないという事実そのものは認めざる得ないわけですよね。

ホームレスの遺品

個人的にはPart46の白眉的作品であり、心霊現象を見せるという意味では盛り沢山のコーナーであります。

砂嵐の中に映る尋常ではない表情の奇怪な顔に加えて、心霊の音声が挿入され、最後には画面一杯にノイズと供にまばたきをする目がビッシリ映り込むというもの。

その映像の土台となるストーリーは借金苦に一家心中をしたけど、自分は死ねなかったという絶望を感じざる得ないストーリーが心霊映像に更に恐怖度を増長させるものになっています。

ここまでくると、それがフェイクだろうがガチだろうがどうでもよく、ただ単純に『ヤバい!』の一言ですよね・・・。

非常に完成度の高い一本であると私は感じています。

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生き人形遊び

私の中では、こういった胡散臭い降霊術を本当にやってみる投稿者の精神状態の方が怖いと感じるわけですが、問題の映像そのものは薄味・・・。

映像そのものよりも、その過程が怖いと言った稀有な映像であると思います。

実際にこうした降霊術をやっていると、確かにおかしい現象というのが起きたりするんですよね。

ですが、それは霊がどうのではなく、自分が普段から起きている建物の軋みや異音などに気づきやすくなり、それが意識を増長させて頭の視覚組織をバグらせるわけですよ。

それで見えてないものが見えてしまったり、カメラなどの映像機器におかしな状態を引き起こすということが稀にあったりするものです。

これは所謂、本来、人間が持っている別の能力であったりするのですが、別にそこを育てても現実に何の恩恵も無いので、どうでもいいと私は思っていたりします(笑)

続・嫉妬

ところで岩澤は何故、夜でもこの時、サングラスを外さなかったんでしょうね・・・?

そこが少々、気になっているわけですが、充血でもしていたのかな??

と、そんなことはどうでも良いのですが、続・嫉妬では岩澤を始め、川居の人情味が溢れるシーンが展開します。

私的には、朋美ちゃんの親友であった号泣する志乃ちゃんを優しく抱く川居尚美の優しい様子と、そんな志乃ちゃんにそっとハンカチを差し出して、涙を拭う岩澤のシークエンスは、ほん呪史上、最高の名シーンの一つと思っています。

あまりにもそこがインパクトがあって、他のコーナーがどうでも良くなってしまうくらいに思えてしまいます。

ストーリーも凄く秀逸であります。

嫉妬を抑えることが出来ない姉が、妹の不幸を誘ったが故に更に嫉妬する事象を起こしてしまったという皮肉な展開。

こういうことって未熟な子供の頃にはよくあったりしますよね。

私は嫉妬をする人間は男女含めてカッコ悪いと感じているし、その情念は確実に自分の首を絞めると思っているので、当にそんな負の感情は捨て去ったのですが、嫉妬の感情は異常に強いエネルギーを出す強力なものであるのは認めています。

嫉妬はヤバいです。

その感情って人を殺せるくらいのエネルギーですからね・・・。

しかもストーリーではそれが本来、守るべき存在である姉が妹に対して起こすものであり、実際にはこれって多くの家庭内で大なり小なりあるものですよ。

血のつながった家庭というもの一つの小さい社会であり、そこには確固たるヒエラルキーが存在している。

だからこそ、一回それが歪んでしまうと嫉妬などに代表される負の情念が巻き起こり、それが不幸へと連鎖させるわけで、それを表現している今回のコーナーはよく仕上がっていると思います。

問題の映像も非常に破壊力があり、インパクトと恐怖度、供にかなりレベルが高いと思っています。

ですが、何となく心地よいコーナーであると思うのが、親友を助けられなかった優しい志乃ちゃんの気持ちや、それに同情して涙をこぼす岩澤の様子、そして母親の様に優しい面持ちをみせる川居の様子があるからですよ。

何か懐かしくも感じるし、切なさを見ているコチラに与えてくれる回であると、思わずにいられないのです。

総評

Part46は完全にメインエピソードに尽きると私は感じていますが、各コーナーも仕上がりは悪くないと思います。

ですが、やっぱり怖いというよりも、リアリティあるヒューマンドラマ的な要素が強いというか、そんな印象が強い巻になっていると思います。

これはオカルトコンテンツとしてはズレているのですが、何にせよ面白いと感じるので良い作品であると言っていいでしょう。

実は未だに何回も前述した名シーンは見返してしまう私がいるのですがね(笑)

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☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオ46の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ46のネタバレ

コメント

    • シーダ大王
    • 2018年 8月 10日

    ビジネスホテルのところでカメラ放り出した後、カメラがベットと布団を映つしているんだけど
    そこに白い顔の女性が映っていてなにかつぶやいているんだよね。気がつかなかったですか?

  1. シーダさん、コメントありがとうございます。
    Part46のビジネスホテル、指摘の箇所には確かに女性の声は入っているんですけど、白い顔は確認できませんね。
    布団の模様を女性の顔に見ようと思えば見えるのですが・・・。

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