
ほんとにあった! 呪いのビデオ41のネタバレです。
これまでほん呪を長らく牽引してきた児玉和土の最後の作品となります。
そして最後に岩澤宏樹と菊池宣秀が帰ってくる予告があるのも、本編の特徴であります。
ほん呪41の各章のネタバレ
おことわり
本作品は、投稿された映像をそのままの状態で紹介しているため、画像の乱れやノイズなどが生じる場合がありますが、あらかじめご了承ください。
これからご覧いただくのは、一般の視聴者より投稿していただいた映像です。
ご覧いただいた後、不可解な出来事や霊的現象が起きた場合、こちらでは一切の責任を負いかねます。
本作品はお祓いを済ませております。
クラシックバレエ
差出人が不明な投稿映像が寄せられた。
消印から九州の熊本県で投函されたものである。
ビデオと供に添えられていたメモでは、病院の廃墟を探索した際、建物内のロッカールームで見つけた映像であるとのこと。
問題の映像は広間の稽古場でカメラを固定しクラシックバレエの練習をしている女性の様子が映し出されているもの。
壁は鏡張りであり、反射で練習している女性とカメラが映り込んでいる。
音楽に合わせて優雅に舞う女性の様子が淡々と記録されているが、突然、室内灯が消えてしまう。
灯りがつくと不思議そうに立ち尽くす女性の姿があるが、そんな彼女に向かって、髪を降ろした彼女とそっくりの女性が彼女に近づいていく様子が、鏡に映り込んでいる。
しかし、カメラの前には、その女性の姿は映り込んでいない。
その時に再び室内灯が落ちて真っ暗になるが、男性のお経を唱える音声が鳴り響き、踊っていた彼女の悲鳴が轟く。
そこで映像は終わっている。
熊本の病院の廃墟、女性や女性が練習していた稽古場についての情報を求めるナレーションが挿入されて、コーナーは終了する。
ひとりかくれんぼ
演出補の長田明子がスタッフルームに届けられた封書を受け取る様子から、コーナーはスタートする。
スタッフの元には毎日、多くの投稿が寄せられるが、ナレーションの中村義洋は、総合的な観点で投稿を鑑定して視聴者に向けて公開する者を厳選しているという。
中には不採用であるが、後に日の目をみるものもある。
霊を呼び出す方法としてネットで話題になった【ひとりかくれんぼ】を実践した投稿者の映像がかつて、寄せられていた。
投稿者の広井さんにインタビューをする様子が流れる。
広井さんはネットで調べた【ひとりかくれんぼ】の手法を実際に自分でカメラを回してやってみた。
ひとりかくれんぼの方法とは灯りを消し、テレビに砂嵐の映像を流してつけっぱなしにしておく。
すると砂嵐の映像に何か異変が起きるというものであるそうだ。
映像では広井さんは砂嵐の方にカメラを向けて放置していた。
放置して少ししてスイッチを切りに来た広井さんの姿が映り込む。
映像では広井さんがカメラの前に現れる少し前に不可解にビデオカメラが倒れる様子が流れる。
広井さんがカメラの前に来ると、テレビのブラウン管には広井さんとは違う人間の影のようなものが現れていた。
取材が終わった後に、スタッフは広井さんのアパートに調査に向かう予定であったが、インタビューの後で広井さんと音信不通になってしまい、それ以降の取材が出来ない状態になる。
そして、その一年後、広井さんの投稿映像と同じものが投稿されてきた。
投稿者の新垣さんをスタッフルームに招いて、長田と児玉がインタビューをする様子が流れる。
新垣さんは以前に清掃会社でアルバイトをしていたが、依頼先の部屋のトイレ掃除をしようとしたときに、タンクの中にビニール袋に覆われ、ガムテープでグルグル巻きにされたビデオテープが入っていた。
興味を持った新垣さんは、それを持ち帰って家に帰って見たという。
長田が部屋の住人について問いかけると、住人のことは分からないが、掃除に入った際の様子からみると家具などの生活用品はそのままであったから、急に消えたような感じであったと証言する新垣さん。
新垣さんの投稿映像と広井さんの投稿映像は異なる点が一つあった。
それは広井さんがスイッチを切りに来る箇所、ブラウン管には影が映るのだが、それに加えて広井さんの背後に男性の顔と上半身が映り込んでいるというものであった。
その男性は白いTシャツをきて、まるで手招きをしているように映り込んでいた。
ここで一旦、コーナーは停止する。
霊域
大学生の投稿者・沢口さんがサークルの合宿に行った際に撮影した映像。
問題の映像は学生たちが合宿所大広間で宴会の余興をしている様子を映し出している際に現れる。
壇上で余興を行っている学生の背後の壁に白い不可解な影が現れる。
更に投稿された映像を分析していたスタッフが、余興を楽しむ学生たちの座るテーブルの下に真っ赤に染まって人の手も現れているのを発見。
沢口さんが映像を知り合いの占い師にみてもらったところ、合宿所のある土地はこの世とあの世の接点である『霊域』であるといい、霊が現れやすい場所であると話していたという。
巨女
投稿者の今村さんは友人たちを集めて、温泉地に旅行に出かけた。
その際、コテージ風のホテルの一室で宴会を開いてゲームに興じていた。
問題の映像はゲームに勤しんだ後、友人の一人がボクシンググローブをはめてミット内をしている箇所に現れる。
ベッドが並べられているスペースと広間には2メートルほどの仕切りが設けられている。
映像にノイズが走った後に、仕切りの上から、髪の長い白い顔の女性の頭がゆっくりとカメラを見つめながら、浮遊している様子が映し出されていたのだった。
今村さんの話によると映像に映る状況を考慮して考えると、女性がもしもその場所にいたのならば、その身長は2m50cmほど無ければ、映像に映りこむことは考えられないというこであった。
アメリカの友人
投稿者の高遠さんをスタッフルームに招いた状態でインタビューをする映像からコーナーは始まる。
高遠さんにはアメリカに留学した友人の沢田美貴さんがおり、ビデオチャットでよく話をしていたという。
その際、沢田さんの後ろを何かが飛んで行ったようにみえたので、他に誰かがいるのかを問い掛ける高遠さん。
しかし沢田さんは部屋には誰も他にいないと高遠さんに返す。
高遠さんは沢田さんの部屋に何か奇妙なことが起き始めていることを察知し、ビデオチャットを録画しだした。
すると部屋を叩く大きな音が鳴り出すのだが、沢田さんには聞こえていない様子であったという。
その後で突然、沢田さんの肩から手が伸びだしてきて、まるで沢田さんを引き込むように後ろに引き寄せる。
すると沢田さんの姿は消えてしまったのであった。
以後、沢田さんの行方は不明のままに。
インタビューをしている長田は沢田さんの両親にはビデオを見せたのかを尋ねると、内容が内容だけに見せ辛いという高遠さん。
高遠さんからの投稿映像を編集していたスタッフの庄司薫が登場し、庄司の知人である女性と高遠さんの投稿映像の内容と被る部分があることを児玉に打ち明ける。
庄司の知人はかつてアメリカの大学院に留学していており、その時期に学生が消える寮があるという噂を聞いたという。
そして、知人は実際に友人が消える場所にいたというのである。
児玉はその知人に取材を申し込むように、庄司に打診してもらうと、知人は快く了承してくれた。
都内の公園で長田と児玉は庄司の知人である坂上知美さんと対面し、取材インタビューを始める。
坂下さんはシカゴの大学院に留学していたことがあるのだが、留学して一年後、寮に住む友人の元へ遊びにいったという。
友人と寮の部屋で過ごしていたが、その時に上の階から騒音が轟いてきたという。
更に女性の叫び声と窓ガラスが割れる音がしてきた。
坂下さんは友人と供に上の部屋へいってみると、他の部屋の学生たちも集まってきていたが、当の部屋には誰にもいなかったという。
そこは女性の学生が入居していたのだが、それ以来、行方不明になってしまった。
後に坂下さんが友人に聞いた話では、数年に一回、その量では住人が消えてしまうことがあるという噂がかねてよりあったことを聞かされた。
その寮は悪魔が住み着いているという謂れがある場所であった。
長田は坂下さんからシカゴの学生寮の名称などを聞く。
高遠さんに電話をして、沢田さんが住んでいたところと同じかどうかを確認。
沢田さんが消えてしまった寮と坂下さんの話に出てくる悪魔が住み着くと噂されている学生寮は同じであることが判明する。
長田はこれまでの調査結果を高遠さんに報告すると、高遠さんは沢田さんの両親に事情を話して、問題の映像も見せることを考えていると話した。
シリーズ 監視カメラ 残像霊
投稿者は50代の上村さん。
上村さんは東北地方でかつてキャバクラを経営していた。
経営不振になり、現在は店をたたんでいるのだが、製作委員会に寄せられた投稿映像は当時、経営していたキャバクラの監視カメラの映像である。
上村さんのよると、あまり公にされてはいないが、トラブル時の証拠として店内には監視用として隠しカメラが設置されているのだという。
問題の映像はサラリーマン客を相手にするキャバ嬢の様子が映し出されている箇所に現れる。
客が立ち上がり、それを見送る為にキャバ嬢も続いて席を後にするのだが、キャバ嬢の足がテーブルに座っていた時のまま残っているという不可解な映像が収録されているのだ。
カメラの前から客とキャバ嬢がいなくなったあと、ゆっくりとテーブルの下に残った足は消えていくというものであった。
上村さんによると、問題の映像に映っていたキャバ嬢は、その後、店を辞めて一年後に病に倒れ亡くなっているという。
出生祝い
投稿映像を寄せた松永さんは都内に住む大学生。
20年前に撮影されたものであり、画質からしてHi8ビデオカメラで撮影されたものと思われる。
問題の映像は神社で赤ん坊をかかえる女性とその家族が映し出されている。
寺院内で祭壇に向けて祝詞を読む神主の方向に向かって家族が座っている席の後ろに、白装束を身にまとった髪の長い女性が足を折り正座しようとしている様子が映り込んでいる。
その女性は透けており、この世の物とは思えない霊体に見える。
松永さんによると、彼女が小学1年生の頃、問題の映像が撮影された神社は原因不明の出火によって全焼しているという。
パントマイム
投稿者の戸田さんは都内の大学に通う男性。
長田と児玉は戸田さんの自宅を訪ねて取材インタビューを敢行。
戸田さんは学業の傍ら結婚式場で撮影のアルバイトをしているという。
その為、友人の細川祐司さんという街頭で大道芸人のような活動をしている彼に頼まれて、動画サイトに投稿する為の手伝いを求められたという。
ある日の夜、戸田さんの自宅近くの公園へいき、細川さんがパントマイムをする模様を撮影していたという。
その際、撮影している戸田さんはカメラに映り込む奇怪なものに気づいた。
撮影した日から、細川さんとは連絡がとれなくなったという戸田さん。
戸田さんに案内されて長田と児玉は問題の映像が撮影された公園へ向かうが、公園の付近に差し掛かると戸田さんは公園にはもう足を踏み入れたくないといい、帰ってしまうのだった。
その公園は密集した杉並区の住宅街の中にある小さな公園。
古い公園ではあるものの、整備された綺麗な場所である。
ところが、かつてここでは真冬の日、ホームレスの凍死体が上がり新聞記事にも出ていた公園であることが判明する。
新聞記事によると、ホームレスは凍死するまえに実は睡眠薬を服用していたことから、警察は自殺と断定していることも分かった。
後日、再び、戸田さんから連絡があり、スタッフルームでの取材になる。
戸田さんによるとホームレスの凍死体が公園で過去に見つかっているという情報を聞いたときに、ふと思い当たることがあったというのだ。
かつて細川さんと供に戸田さんは進学塾の講師のアルバイトをしていたことがあり、塾に通う生徒とその親御と供に合宿を行ったことがあるという。
その合宿の際、細川さんは自身の父親の話をしはじめたという。
元々、父親はいないと聞かされていた戸田さんであったが、実は細川さんの父親は自殺をしており、父親は放浪の末、ホームレスになり東京で遺体が見つかったというのだ。
細川さんのそんな話を思い出した戸田さんは、スタッフが調べて判明したホームレスの凍死自殺の男性と細川さんの父親は同一人物であったのではないかと思ったという。
問題の映像は細川さんが夜の公園の敷地内でパントマイムをする際に、現れる。
細川さんの演技がカメラの前で繰り広げられる中、突然、映像はノイズが入り停止する。
撮影している戸田さんの声と細川さんのやり取りの中、映像は再び動くと、細川さんの背後に真っ白い人間の影が蠢く様子がハッキリ現れていたのだった。
偶然にも幼い頃に生き別れた父親の最後の地を訪れてしまった為に起きた不可解な映像とも考えられるが、それを立証するものは何もない。
しかし、それら不可解な現象を探求するほんとにあった! 呪いのビデオスタッフ製作委員会の活動はこれからも続くという力強いアピールがなされて本編は終了する。
次巻予告
ほんとにあった! 呪いのビデオ42の予告が流れる。
そこには、菊池が病院にいると泣きながら自撮りするPart34で離脱した演出補・岩澤宏樹の姿が映し出されるシークエンスが公開される。
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