ほんとにあった! 呪いのビデオは特に1、2の様に主要エピソードがあるわけでもない、短編集のような構成になっています。
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ほん呪3の各章のネタバレ
ほんとにあった! 呪いのビデオ3は、第1作目のトリであった【白い着物の女】の後日談のようなものから始まる。
発売されたあとに、白い着物の女に関わった人物と同じ様な体験をしたという視聴者が続出。
東京のとある都市に体験者が続出していることから、そこを中心に追跡取材を敢行する中村義洋とそのスタッフ。
その都市のあるビデオレンタルショップで第1作目を借りた大山勝男さん。
彼は映像を見てから、テレビを消して寝ようとすると1作目の時と同じように消したテレビのブラウン管に同じ女の姿を見てしまったという。
ほん呪1をみてしまったのが体験の原因であると感じた大山さんは借りたレンタルショップの店長に体験を伝えてみた。
すると店長は『このビデオみたひとは、そういうことを言う人が多い。』と笑いながら対応されたという。
そして他のレンタルショップで働く店員のAさんというミニスカート姿の女性も、ほん呪1を観た後に奇怪な体験をしている。
元々、Aさんは金縛りなどが起きやすい女性であったようだが、ほん呪1を観たあとに就寝すると金縛りにあった。
するとその時にほん呪1で紹介された事象(『フフフ』という声と白い着物の女の出現)と同じことが起きてしまったという。
そして実際にほん呪1で公開されたブラウン管に映る白い着物の女が幾度となく映像に挿入され、本編に突入。
野球場に現われる少年
投稿者の小峰さんが草野球のナイターに出場している知り合いを応援しにいった。
元々、ここはナイターの証明がつくと少年の霊が現れるという噂があった。
小峰さんが試合内容をみて『しょぼくない?』と微妙な苦笑を浮かべている背後。
野球場のフェンスの奥に白く光る人型の様な霊が映り込んでいた。
車の窓にはりついた手
車の免許取りたての投稿者は先輩に助手席にのってもらい山道を走っていた。
先輩がビデオカメラを回していると、丁度、事故現場に遭遇。
地元では魔のカーブと恐れられている場所のようで、その事故で一人亡くなっていたのだという。
事故現場を通り過ぎた後に、先輩が運転する投稿者に何気なくカメラを向けたときに後部座席の窓に青白い手が張り付いていたのだ。
運動会の8ミリフィルムに・・・
8㎜フィルムが回る時に発する独特な周回音と供にノイズまみれの古ぼけた映像。
徒競走の模様で走者の子供たちのスタートからゴールするまでを捉えているのだが、走者の子たちがゴールをきったと同時に画面左下に男の顔が斜めにうつるこんでいる。
投稿者やビデオパッケージには悲しげな少年の顔と表現されているのだが、どうもそうはみえない。
闇に浮かぶ男の顔
ビデオを回している男性が非常にテンション高く、それに反応するかのように女性陣がロウソクに火をともして、肝試しコースを回っている。
脅す役の男性が大声を出しながら、暗い物陰から登場したが、その背後に真っ暗な筈の空間にぼやっと男の半面が浮かび上がっていた。
心霊写真が撮られた現場にて
ほん呪とは別の心霊ビデオシリーズに投稿された心霊写真を取り上げたものと思われる。
心霊写真は小さな滝をバックに投稿者の女性がカメラ目線で何かを指差している姿が収められている。
流れる滝の中ほどに髪の長い女性の首だけがうつりこんでいる写真。
某城跡公園に投稿者と向かったスタッフは心霊写真をうつした時の様子を取材しているのだが、構成の中村義洋が投稿者にインタビューしている最中に映像が乱れる。
その乱れた映像のノイズの中に女性の顔が映り込んでいた。
屋根裏にうごめく人の顔
害虫駆除は施工する一週間前くらいに場所を下見するという。
縁の下や屋根裏を規定通り、ビデオ撮影して害虫がいるのかどうかや、いるのならばその量や細かい場所を調査しているのだという。
杉並区の築20年以上の増築予定の家から、増築前に依頼を受けた投稿者。
社員と供に下見の映像を撮影し、後で確認するとそこに梁に浮かび上がるかの様に出現する顔がうつっていた。
目が黒く潰れている面長の青年のような真っ白な顔がそこにハッキリとうつりこんでいる。
カップルを見つめる女の横顔
このコーナーの映像は解説ナレーションもなく、淡々と模様だけを公開している。
確かに少々、解説などを入れづらい内容ではあると感じる。
と、いうのもラブホテルで正にこれから肉体関係を持とうとするカップルをうつしだしたものだからだ。
カップルが抱き合い、女性が上着を脱いだ時にカメラには後ろの柱と壁が映り込むのだが、そこにセミロングの青白い女性が正面から横向きになるように動いて映っている。
いるはずのない男の声
ラジオドラマを制作した際にミキサーを担当した小石川毅さんの証言からはじまる。
録音ブースには声の出演をする男優と女優一名づつが録音作業にとりかかっていた。
収録語に男優と女優のものではない声のドラマと全く関係のない言葉も録音されていた。
ブースにはマイクが一本のみであり、ブースの扉が閉まったら外部の音は絶対にマイクは拾わないような構造になっている。
実際にその場にいて台詞を読んでいた男優も証言。
収録中、おかしな音声がとれたときには、男優もはっきりと聞こえていたのだという。
『もうすぐです。』という意味不明な男の奇怪な声。
だが、以前にもこのスタジオでは同じ男の声が録音されていたという奇怪な過去もあったという。
また一度だけその声の主と思われる霊の姿も目撃されていたという。
このコーナーは後日談があり、ほん呪Part6で紹介されている。
そのネタバレはコチラ。
ビデオレターから見つめる目
投稿者の水戸夫妻は結婚する前には夫の英樹さんが北海道。
妻の奈緒さんが神奈川県という遠距離恋愛をしていた。
交際当時は3か月に1度しか逢えなかったので、毎週、英樹さんと奈緒さんはビデオレターの交換をしていた。
問題の映像がとられたのは札幌のアパートであり、家賃が他と比べて安かったから入居を決めたのだという。
映像は奈緒さんに向けて冗談交じりににこやかにビデオメッセージを送る英樹さんの様子がとられていた。
英樹さんがカメラに寄って、元の位置にもどった際に、背後にうつる本棚の隙間に、真っ白い女の左上部の顔がうつりこんでいた。
カメラに気づいたかのように見開いた目をしたその女は物陰に隠れるかのように引き込む様にしてビデオから姿を消したのだ。
4人いる
1998年6月に投稿者たちはキャンプにいったが、その時に誰とは問わずにお互いにカメラを回し合い、その時の模様を撮影していた。
キャンプが終わって、その時の映像を確認すると奇妙な映像が混入していた。
4人でキャンプにいき、交代で撮り合いをしていたから、最大で3人しか映像にはうつらない。
しかし、4人が映像にいるシーンがあり、まるで俯瞰して浮いているような構図で映像がおさめられていたのだ。
まるでキャンプに訪れた4人を監視しているかのように。
仏壇の遺影の顔が・・・
映像は投稿者の幼子を中心に撮られているものだが、子供の背後には投稿者の祖父にあたる故人の仏壇がうつっている。
仏壇には祖父の遺影が飾られているのだが、この遺影にうつっている祖父はスーツを着た上半身の姿が本来の遺影の写真。
しかし、映像では遺影の祖父の写真が大きく変化する。
まるでアップしたかのように、遺影の写真は祖父の顔だけがうつっているというものになっている箇所がある。
投稿者と投稿者の母親は、孫がきたことで喜んでいる祖父がこの時、写真を通して会いに来てくれたと現象を解釈しているようだった。
襲い掛かるラップ音
結構、際どいキャミソール姿の勝田さんの誕生日を男友達3人が祝っている様子の映像。
ゆるやかに酒とつまみを囲いながら雑談をしている4人であるが、突然、乾いた音が鳴り響く。
一瞬で4人は沈黙する様子が映った後に、映像は途切れる。
次の映像では投稿者の田戸さんが何故かテンション高く気絶している勝田さんを映している。
気絶した勝田さんを他の男友達が起こすと、突然、台所の方を指差して勝田さんは泣き出す。
泣き止まない勝田さんにただならぬ気配を感じてドン引きしている男性陣の様子。
カメラをそれでも回し続けている田戸さんを諫める他の友人だが、徐々に落ち着きを取り戻す勝田さん。
この時、勝田さんは台所に男の浮かび上がる顔をみていたのだ。
そしてそれは投稿映像にはっきりと記録されていた。
青白い巨大な男の顔がうっすらと映像におさめられていた。
☟内容やレビューは以下のリンクから☟
・ほんとにあった! 呪いのビデオ3のレビュー
・ほんとにあった! 呪いのビデオ3の内容