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ほんとにあった! 呪いのビデオ39のレビューとなります。

今回は各コーナーも割とインパクトは少なく、あくまでメインエピソードの展開に重点を置いている作風が特徴です。

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ほん呪39の各章のレビュー

廃アパート探検

デートに向かった先が廃アパート探検と言う肝試しという投稿者の神経を疑うコーナーであったりしますが、映像は強烈極まりないと感じます。

父親の虐待によって死んだ少女という背景とマッチして、すりガラスにうつるその少女の表情は背筋を凍らせるには充分過ぎる破壊力です。

また彼女には聞こえていて、カメラを回す投稿者には聞こえない音の存在も、非常に意味深であり、映像越しにそのアパートのただならぬ気配が伝わってくる描写もお見事です。

個人的にはPart39の中においては初っ端から白眉的作品であると感じているのですがね。

放火

このコーナーの映像は確かテレビの心霊SPで使われていた記憶があります。

投稿者の女性の背後に現れる爛れた女の顔は見るも無残という具合であり、非常にインパクトがあります。

ですが、あまり恐怖度が高くないのは、その顔そのものがあまり生々しくないのですよ。

いかにも合成しました的な感じに見えて仕方がないのですね。

ほん呪の9割型はフェイクと思っている私ですが、合成するならするでもうちょい生々しさなどを醸し出してほしいと願っているわけです。

仏像

夜の空に浮かぶ観音像の光景は、どこか圧倒されてしまう位に美しいと私は感じます。

私は決して仏像や神具のマニアではありませんが、やはり伝統的なものは気品が漂い魅力的なのは認めざる得ません。

ですが、肝心要の映像はフラッシュ系と私は勝手に呼んでいる類のものですね。

フラッシュの光で現れるものですが、ほん呪シリーズでは初期の頃に割と多く用いられていた表現方法ですね。

しかも肝心要の映像はどこかで見たことがある顔ですよ。

おそらく・・・

この時の心霊映像とそっくりなんですよね・・・。

下衆な勘ぐりですが、心霊映像を作る際の素材が実はストックされているのかな?と邪推している私なんですがどうなんでしょうねぇ・・・。

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赤子

非常に可愛い赤ちゃんですね。

ですが、問題の映像はそんな赤ちゃんの目が大きく開かれている様な奇怪なもの。

怖いとは思いませんが、確かに不気味であることには間違いありません。

ですが、少々、ハナにつくのが、ナレーションの文言ですよ。

投稿者が赤ん坊の時に映し出されたものであると明言していたわけですが、問題の映像が撮られてから何十年と立っているわけです。

それでいてナレーションでは投稿者の左目に何かが起きないことを願うみたいなことを語るんですが、起きていないから投稿してるんだろ?と突っ込みをいれたくなるわけです。

そう言うということは、まさかこれはガチ投稿なのか?と感じるわけです。

もしもこの映像そのものがフェイクであるのであれば、ストーリー的には投稿者は現在、左目が見えていない状態であるなどというプロットを組んだ方が怖いわけですからね。

そう言わないということは、もしかしたらということも考えられます。

狂死のビデオテープ 蛮行

初っ端からいきなり小田さん無双の展開に笑ってしまうわけですが、インパクトは大ですね。

日本軍の軍服と顔に化粧、そして日本刀で児玉と伊月を襲撃するという展開は、まるで八つ墓村などを彷彿とさせる展開ですよ。

この演出は要するに前作で浅野さんが語ったという怖い話に出てくる呪い殺された中尉を暗に匂わせているものですが、面白いです。

結局、まんまとテープを取られてしまうわけですが、予備校講師の山本さんの情報で進展するという具合。

山本さんはコーナー的に、素晴らしい活躍を見せており、スタッフよりも役に立ってるんじゃね?って思う位です。

それにしても時折、描写される児玉と伊月の様子は、過酷な取材というものがアピールされているようで、そこは非常に生々しく感じたり。

後編の感想は後ほど。

残された動画

投稿者の林さんはモザイクがかかってはいますが、かなりマスクが良いことが伺えます。

そんなことはどうでもいいのですが、問題の映像は、これも確かテレビで使われていた記憶がありますね。

鏡の中の女が振り返るとか、かなり怖いですよね・・・人によってはこのコーナーで紹介された映像が圧倒的に怖いと思うのかも知れません。

取材映像などコーナーに含まれていることから見ても、かなり製作サイド的にはかなり手ごたえのあったコーナーなのかな?とも感じてしまいます。

しかしプロット的にどうも薄っぺらいところがあって、無理くりこじつけている感があるので、その点が私的にはマイナスポイントですね・・・。

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シリーズ 監視カメラ 留守番モニター

映像そのものは怖いと感じるのですが、母の命日に撮られたということであり、父親も元気な様子から、母親が姿を覗かせたと考えるのが自然。

そうすると怖いと思うのは、こっちの勝手であり、実はこれって心温まる映像とも解釈できるわけで。

特にこの後、父親に何か不幸が起きたわけでも無いようなので、そうするとやはり投稿者の母親、つまり父の奥さんのであったのでしょうね。

と、勝手に色々と解釈して楽しめるのも、ほん呪の魅力の一つかと?(笑)

狂死のビデオテープ 続・蛮行

Part37に渡って心霊博士シリーズとして続いてきたストーリーもいよいよ結末。

続・蛮行で明らかになることは、非常に緻密に練られたストーリーであったと頷けるものですね。

恭子さんは実は浅野さんがかつて予備校生たちに話した怖い話に出てくる呪われた軍人・久杉中尉の子孫であり、小田さんはその弟。

どちらも身体に障害があることから、久杉一族は中尉が呪い殺されてから、何らかしらの呪いがかかった状態であることが伺えるという演出も素晴らしいですね。

だからといって呪いがかかっていて黙っている久杉姉ではなく、社会の人間たちを呪い殺す為に(単なる逆恨みだが・・・)ビデオを手に入れたいと願い、あらゆる謀略を尽くすという人物設定も凄いと感じますよ。

しかし、こういう設定にするからこそ、いまいちまとまらない終わり方になっているようにも思えます。

むしろ、久杉姉が祖先から受け継いでしまった呪いを解くために動いているという方がオチが付きやすく分かりやすかったのではないのかな?と感じます。

更に玲子さんから最後に送られてくるビデオの映像は確かに怖いのですが、それをむしろ呪いを解くための何かの鍵になる映像というような感じにした方がストーリーはぐっと締まると私は感じます。

ただし、このビデオの映像はかなりのインパクトがある恐怖映像であるのは認めます。

それまで久杉姉弟につく影の映像などはどうでもいいくらいの代物ですが、最後の最後に凄まじく怖い映像が視聴者にもたらされるというトドメの一発はさすがです。

最後はまだ続くことを予感しているかのような終わり方である為に、企画の段階では続けるつもりだったのかも知れませんね。

が、心霊博士シリーズは事実上、ここで終わってしまっている。

これらを踏まえて考えて見ると、児玉和土が製作委員会から離脱していくのと同時に無くなってしまったシリーズと思っていいのでしょうかね?

何にせよ心霊博士シリーズは私は非常に面白く見れたし、満足はしているのですけど。

面白く緻密なストーリーであったからこそ、敢えて、ケチをつけてみましたよ(笑)

総評

児玉和土のセンスが爆発していたといえるPart37から39の【狂死のビデオテープ】シリーズですが、完全にストーリー重視のものであると思います。

他コーナーも見応えのあるものもありましたが、他の巻のコーナー等と比べるとやはり今一歩、薄いと言わざる得ませんね。

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☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオ39の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ39のネタバレ

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