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ほんとにあった! 呪いのビデオ29のレビューにうつりますが、今回は個人的にメインエピソードは好きです。

児玉作品としては地味な展開が続くので、刺激が強いのが好みのファンには若干、物足りなく感じるのかも知れませんが・・・。

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ほん呪29の各章のレビュー

白面の女

肝心要の映像は非常に怖いと感じます。

しかし、このコーナーから受けた不快感は全く心霊などではなく、投稿者そのものですよ。

非常に傷んだ廃墟内を散策しており、ただ普通に歩くだけでも注意を払わなければ怪我に繋がる様な状況が見て取れます。

そんな中、恋人の女性を差し置いて、怖い霊の存在を確認したからと言って一目散に逃げるというのはナニゴトですか・・・。

脱兎のごとく、危険な破片などが辺りに散らばる状況でカメラ片手に逃げ出す投稿者は間違いなくチキンそのものであり、一緒に連れ出された恋人に激しく同情してしまうという流れが見ていて非常に痛々しいわけです。

映像そのものは非常にインパクトのあるものですが、そんな投稿者の行動に腹が立ってしまうという一本でした。

ちなみにタイトルでは【白面の女】となっていますが、どう見ても私には男性の顔にしか見えなかったのですけどね・・・。

占い師 1

問題の映像そのものは非常によく出来ていると感じています。

真っ黒な人影がベッドに乗り込む際は、すごい合成技術だなー・・・と感心してしまうくらいの出来栄え。

展開的にはどこかヒッピーっぽい汚らしい投稿者が多少のインパクトを誇っていますが、割と岩澤たちに協力的であったりするのが印象的。

2008年当時は若い女の普段の生活模様をライブで配信するというサービスが流行り出した頃だったんですね。

個人的には別に何もそそるところがないサービスだなぁ・・・と感じているわけですが、男性には色々な嗜好があるのは分かるので否定する気にはなれません。

しかし、お金の為に自分の自由を差し出しているかのような女性のモラルの低下も気になるところであり、むしろ、そちらの方が怖いと感じたりもするわけで・・・。

社会の一端に生まれた新たなビジネスを紐解いているコーナーですが、これは思わぬ展開に向かうわけでして・・・。

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お正月

映像のインパクトと恐怖度という意味で今回のPart29では白眉的一本であると言えます。

お正月なんてものは、女房とソバを食べてまったりと過ごすくらいに近年はなってしまいましたが、やはり子供に囲まれてのこうした映像は微笑ましいですね。

懐かしくもありますが、そこに現れたのは中年とおぼしき着物姿の女性。

別に悪霊でもないし、そうした不幸が明言されているコーナーでもないのですが、映像そのものは非常に恐ろしい。

ハッキリと顔の表情までも分かるその女性は微笑んでいるわけでも無く、憎悪に満ちているわけでも普通の表情。

しかし、その顔色は明らかにこの世のものではないと感じるものであり、それが更に恐怖度を増長させていますよ。

個人的にはこれまでのほん呪の数ある映像の中ではTOP10入りしていると断言できるものに仕上がっています。

送別会

再三、書いてきていますが、手が映っているとかは、もはや何も感じなくなってしまっている私。

居酒屋で若者たちが飲んでいる姿は活気があっていいなぁ・・・と感じるものの、映り込んだ手というのは、どうも新鮮味がない気がします。

しかし、取材模様があるわけでもないので、これは本当に投稿されてきた映像なのかな?と感じたりもしましたが、どうなんでしょうね・・・。

占い師 2

一年前に投稿されていた映像を思い出す岩澤に驚く児玉の何気ない言葉が印象的と感じます。

少々、ドヤ顔な岩澤が投稿映像を全てデータベース化しているということを吐くわけですが、それはとても取材を頻繁に行っている岩澤一人で出来るものではないと苦笑してしまいましたけどね。

しかし、ほん呪の映像全てが分かりやすくデータベース化している様なサイトがあるのならば、それは素晴らしいと感じます。

それはそうと、この回で見せられる映像ですが、占い師1の映像よりはあまりインパクトに欠けるものであったりしますが、この映像では真っ黒な人影に顔の表情が若干つけられているのがポイントですね。

だからといって、それがストーリー展開に何か大きなものを呼び込むことにもならなかったりするわけですが。

印象的なのは調査が思う様に進まない、岩澤の苦悩する表情がリアリティがあるとは素直に感じました。

また冷静に感情を表に出さない菊池の何気ないイケメンぶりも魅力的であるかと感じます。

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シリーズ 監視カメラ 市街地

このコーナーの映像はテレビの特番でも使われていたと記憶しています。

車の運転手も明らかに見えていないと分かるくらいに自然な横断歩道を渡る幽霊の様子。

怖いとは感じないまでも、非常に不思議だなぁ・・・と感じさせる映像であることには間違いない仕上がりを見せています。

ダンス

非常に思い込みの激しい投稿者が印象的なコーナーですね。

確かに別れた元恋人が夢にでている時期に収められた問題の映像は非常に怖いものであったりします。

しかし、それを無理に結び付けているという気配が非常に強く表れている投稿者の主張には首を傾げる気持ちにさせられます。

岩澤もそれとなくそれを投稿者に言っている辺りは通じるものがあったのでしょうね。

しかし、問題の映像は非常にインパクトがあり恐ろしいものであるとは思います。

仮にこんな映像をガチで撮ってしまったのだとしたら、しばらくは平常心を保って生活は出来ないだろうなと他人事でありながら思うわけです。

サマーキャンプ

児玉作品では、少々、考えられない様なレベルの低い一本であると思います。

おそらくはガチの投稿映像なのかも知れませんが、岩場に子供の手が映っているというのは、別に今となっては、あまりインパクトを視聴者に与えるものでもないし、面白いとも思わないのですがね・・・。

私がこういう身体の部位系に対しては、あまり恐怖を抱かなくなってしまっているからなのでしょうかね・・・。

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占い師 3

一挙に急展開を見せるPart29のメインコーナーである【占い師】。

1でそれとなく菊池がカラギノという名前を出していたのは伏線であったと分かるコーナーであり、それに気づくのもやはり岩澤。

郷土史家の斉藤さんが岩澤に見せる文献の中には確かにカラギノという言葉が出てくるものの、そこには漢字を特定されない為のモザイク処理が施されているのは、そんな名前はないと自らが証明しているからなのか、或いは・・・。

実際に知りたい答えの99%が既にあるインターネット上にもカラギノと検索して、それに繋がる情報は出てこないわけでして、フェイク確定のコーナーとも言えるわけです。

と、いうことは斉藤さんが見せてくれた資料そのものは仕込みであったということにもなるわけですが、これはちょっと私の見方がリアリスト過ぎますね(笑)

しかし、ストーリーそのものは非常に私は好きなものです。

歴史ミステリーとかって非常に胸躍るものがあるので、見ていてすごく面白いとは思っていました。

とある地方には狩猟をする人々をあらゆる方面からサポートするカラギノ一族がいた。

カラギノ一族は山の神を信奉しており、山の神の持ち物でもある獣たちを生きる為に狩りをすることを許してもらう為に、若い女性を生贄としていた。

更に自分たちの能力を維持するという願いもこめて、同じ様に若い女性を生贄にしていたというコーナー内での事実はストーリー的には非常に面白いと思います。

実際に古代においては、ある人間の思惑のみでこうした悲劇的なことって行われていましたしね。

そして、それは闇へと葬られてしまっているというのは、何もフェイクではなく実際にあるわけですよ。

郷土史においては、正直、驚愕する事実などが判明することもありますしねぇ・・・。

しかし、結局、肝心要の失踪した女性たちはどうなったかは分からないままで終わってしまったし、巻末の夜に沢で女性の声が聞こえたり、岩場に女性の顔が映っているというのは、展開的に無理矢理作りこんだ感が出ているわけで、どうもリアリティも無ければ面白味もないと感じました。

ですが、その際の岩澤と菊池のシリアスな表情は一見の価値があるわけで、素直にカッコイイとは思いましたけどね。

総評

Part29はこれまでの児玉作品の中では少々、地味過ぎて、評価が分かれる作品となっているとは思います。

かといって、物凄くつまらないとか物凄く面白いというようなものではなかったりするので、そういう意味では中途半端な巻であるともいえるわけですが、どうでしょう・・・。

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☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオ29の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ29のネタバレ

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