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ほんとにあった! 呪いのビデオ28の視聴レビューになります。

今回はあくまで投稿者たちとその投稿映像が主人公という従来の形に戻っている感があります。

全体の印象は淡々と進んでいくという抑揚のない進行といえるでしょう。

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ほん呪28の各章のレビュー

戦争遺跡

かつてほん呪フリークの間でも非常に怖いコーナーとしてネット上でも有名になったPart15の【ニューロシス-Neurosis-】を彷彿とさせる一本です。

衝撃度はニューロシスのそれには敵いませんが、まるでタイムスリップをしたかのような映像の臨場感は、タダモノではありません。

閉鎖された狭い豪内にあの様な音が鳴り響いたら、それは半端じゃなく怖いものであると思います。

実際にはラジカセなどが備え付けられていたりして、そういう臨場感を味わえるというサービスがあってもおかしくはないのですがね。

怖いというよりはどこか驚愕してしまうという仕上がりを見せている一本であると思います。

シリーズ 監視カメラ 駐輪場

人のいないところにある筈のない三輪車があり、それがカメラに映り込んでくるというのは、確かに不気味ですね。

更にそこからまるで降りて歩行しているかのような白く光る足の存在。

まるでほん呪初期のコーナーによくあったものであり、まるで原点回帰を彷彿としているかのような一本です。

これまでにも何度もいっていますが、あまり身体の部位が心霊として表現されているものは、怖いと思わないんですよねぇ。

ITバブル

ITバブルにのった成金社長のよくある胡散臭い講釈映像がハナにつきますね。

それはそうと問題の映像そのものは、非常に気持ちの悪いものに仕上がっていると思います。

そしてただ現れるというだけでなく、とどめに社長を睨みつけるかのように目玉が動くというのは、怖さを視聴者に与えるという点ではお見事であると感じます。

ところでITバブルにのって短期的には隆盛を極めた企業の多くは、現在は殆ど残っていないという現実があります。

このコーナーで紹介されたような話と言うのは、決して少なくないのだろうなぁ・・・と個人的には感じるわけです。

心霊現象そのものは抜きにしても・・・。

渓谷

投稿者の飯山さんがどこか格闘家のような風貌をみせていることに、少々、目を見張るものがありますが、それはいいとして。

本編では場所を明言していませんが、問題の映像が撮影された橋は『養老渓谷』というところにある名所であります。

決して自殺の名所ではなく、観光客も多い非常に良い観光スポットとして有名です。

そんな名所を使ったフェイクメンタリーとして見ると、メインエピソードであるにも関わらずに、これまでの児玉作品からすると少々、パワーダウンしている感が拭えない出来栄えといえます。

何となく見ていて早送りしたくなる感じであったりするのですが。

前編、後編に分かれているわけですが、前編の印象はそんな感じです。

霊の通り道

久しぶりといってもいい消えているテレビのブラウン管に何かが映り込んだ系の一本。

やはり、これも初期のほん呪に印象深いコーナーがいくつもあるわけですが、やはりPart28は原点回帰を少し目論んだのかも知れません。

問題の映像はまるでそこが霊の通り道であるかのように、黒い影が通り過ぎる様子が映し出されているわけですが、映像的に恐怖度が高いわけでもなく、インパクトがあるわけでもない代物。

ふ~~~ん・・・。』という具合のレベルです。

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地震

個人的にPart28のコーナーで一番、好きな一本です。

どういうわけか、大地震の前って空が異様に綺麗だったり、汚かったりすることがある。

大地で起きることが何故か空にその予兆が現れるというのは、よく分かります。

必ず的中するものではないので、私は空に違和感を感じた時でも誰にも言わないのですが、このコーナーで言わんとしていることそのものには素直に共感できます。

問題の映像は非常に美しい夕暮れの空模様に浮かぶ恐ろしい二体の顔ですが、その恐ろしい顔すら背景の空に相まって芸術といってしまえる印象があります。

ほん呪は怖い映像を視聴者に提供するということがコンセプトなので言い方は不適切ですが、ほん呪の数あるコーナーの中で美しい映像という意味においてはNo.1といっていいものになっています。

面接

投稿者の名前が菊永淳一ということで、真っ先に漫画の『ビーバップハイスクール』菊リンを思い出してしまった私(笑)

取材を受けている最中の菊永さんはどこか汚らしく、勘違い的なノリを見せる様も印象的ではありますが、それはおいておいて・・・。

本編中でも岩澤が少々、明言していますが、狂気に走る田島という男性を追うハセベさん。

既に亡くなっている容姿の似たAV女優を騙り面接に潜入したといういきさつがあるらしく、もしかしたら展開的には姉妹であったことを彷彿とさせるミステリアスな推理が出来るストーリーになっています。

実際に友人関係であった胸の大きな(ぶw)AV女優の神田さんは彼女は一人っ子と明言しているのですが、それも確証は乏しい。

ハセベさんが偽装に使ったAV女優は既に自殺しており、この世にはいない。

映像に映った恐ろしい霊の姿は、その女優の姿と言えるわけですが、私がコーナーで感じた背景はハセベさんと自殺した女優はやはり、実は姉妹であり仇討ちにきたかのような展開であったのでは?と勘繰れる背景が色濃くみえるわけです。

その辺はあくまで視聴者の見識に委ねられることであると思うのですが、問題の映像のインパクトはかなり高いものですね。

恐怖度的にいうのであれば、夜中に一人では見れないくらいのレベルには達しているものであると言えます。

このコーナーの心霊映像は逆さま系であり、それだけでも非常に気持ち悪さを増長させる演出方法であるでしょう。

もしも逆さまでなければ、インパクト的にはあまりなかったかも知れないそんな一本ではないのかな?とも感じたり。。

合格祝賀会

非常にシンプルな構成でありますが、映像そのものは非常によく出来ていると感じます。

怖いというよりはどこか寂しげという印象がどういうわけか感じられるのは私だけでしょうか。

心霊映像の中であっても、怖いというだけではなく別の感情が湧き上がってくるそんな稀有な一本であると思います。

続・渓谷

後編で登場する飯山さんの友人である佐伯さんの様子がただならぬ状態になっているのが、演出のポイントとしては非常に優れていると感じます。

飯山さんと木津さんには何も起きずに、運転していた高橋さんは事故に遭うものの命を落とすまでには至らない。

何故か佐伯さんにだけ不幸が集中しているという背景には何があったのかは言及されていませんが、その点も非常に後味が悪いわけです。

皮膚は爛れており、その後、自殺を遂げてしまうという佐伯さんの末路。

まるで友人たち三人に振り注ぐはずであった不幸を自分がかぶってしまったかのような惨状は、ただただ哀れみしかわいてきません。

問題の映像と声は然程、怖いとは思いませんでしたし、特にメインエピソードにもってくるほどのものではないとは思いましたが・・・。

総評

Part28は前述した通り、あたかも原点回帰を狙っていたのではないか?と、感じる部分が幾つも見て取れます。

しかし、これまでの児玉作品は演出補を主体にして派手な演出かつ丁寧な作品作りという印象が強くなっているために、Part28はパンチに欠けていると見られても仕方がない状態に陥っています。

しかし、このPart28でしか見れない珍しい作風のコーナーもあるので、決して駄作であるとは思わなかったことは強く付け加えておきます。

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ほんとにあった! 呪いのビデオ28の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ28のネタバレ

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