
ほんとにあった! 呪いのビデオ25のレビューになります。
今回は児玉と菊池は然程、目立つことは無く岩澤がコーナーを引っ張っていく形で進んで聞きます。
前作と比べると落ち着いている形で、刺激的で激しい演出はありませんが、ストーリーは骨太なものと言える。
ほん呪25の各章のレビュー
今回は前作、前々作の刺激的な演出は少なく児玉作品にしては落ち着いて淡々と進む印象です。
ですが、心霊映像はよりインパクトが強調されている感が強く、アンコ増量といったところでしょうか(笑)。
半面の男
大学生二人組が廃墟に潜入して捉えてしまったという映像。
半面を失ったとナレーションでは語っていましたが、長髪で隠れている様にしか見えないわけでして・・・。
「魔界都市〈新宿〉」のメフィストに惹かれた人は私だけじゃないはず……秋田書店で連載された漫画「魔界都市ハンター」もキャラクターの描き方や話の持って行き方が魅力的だった。懐かしいな十六夜京也 pic.twitter.com/oV1OphTMqv
— 緑のキウイ (@brothers3kine) 2018年4月29日
形容するとこんな感じの頭の部分がカメラに向かって飛んでくるという飛び道具的な感じでしたが、インパクトはかなり高いですね。
私の場合、隣でニヤニヤしている後輩の姿の方が怖かったわけですがね・・・。
不気味な女
コーナー2本目にして今作の白眉的といえる一本。
これは確か色んなところでも女が映り込んでいる箇所は使われていた記憶があったと思います。
しかし、私が怖いと感じたのは女の映像よりも物置から見つめる赤子の顔とその声。
そして岩澤が見つけるロープですね。
結局、肝心要の謎は全く分からないままであるのですが、状況的には何となく背景は何となく想像できちゃうわけです。
あくまで私が考える不気味な女の正体は元の住人の女であり、訳ありの子供を産んでしまったけど、自宅で堕胎してしまい人知れず始末。
自分はロープで首吊ろうとしたけど死にきれず、引っ越していった後に死んでしまったという流れかなぁとイメージできるわけです。
本編はそこまで推測も掘り下げもしていませんでしたが、何となく想像ついてしまいます。
この時点でPart25においての最強の破壊力をもったコーナーが出てしまったことで、この後が心配になっていましたけどね。
ロッククライミング
身体のパーツ系は以前のレビューでも言いましたが、あまり怖くないと感じたり。
ですが、投稿映像に込められている秋の山の断崖絶壁の様子は、画質は悪いにせよ非常に美しいものです。
しかし、こういうところではハッキリ言って、死人が出るのは珍しくなく、登山家の人間は主に死ぬ覚悟でいっているし、それで死んでも悔いはないという強い意志があるので、呪いもクソも無く大往生して天国にいくもんです。
霊は信じていませんけど、何の未練もなく後悔なく死んでいく人間がこの世に何か思いを残すことなんかは断じてないと私は思っています。
僕の恋人
もはや初っ端からストーカー映像と分かる投稿ビデオですが、わざとらしく知らないふりをして調査を続ける岩澤や児玉の様子が少々、笑いを誘います。
確かに犯罪の片棒を担がされていたのではたまったものでもありませんしねぇ。
結局、水谷さんも〇ッチであり、その時点でフラグが立ってしまっているわけですが、問題の映像は非常に薄口といったところです。
今回のメインエピソードはいつにも増してストーリー重視の傾向が強いとすぐにわかったので、その辺は期待しないでみていたので楽しめました。
後半の感想は後ほどに。
サファリパーク
普通の平和な家庭の、普通の休日の模様を捉えたという別に変わった何の変哲もないホームビデオなわけですが、クマが映る時に画面下にこれまたヤバそうな顔がバッチリとカメラを睨んでいるわけですよ。
しかし、私はすぐに問題の心霊映像は一発目のコーナーの半面の男のそれと似ていると思ってしまったので、素材使いまわしたか?と勘繰ってしまい、恐怖度は激減。
なので、このコーナーは個人的にはパンチに欠けるものであると感じてしまいました。
シリーズ 監視カメラ 家庭用監視カメラ
映像そのものは怖いとは感じませんが、合成だったとしたらなかなか腕前がいいなぁと素直に感じた作品。
影の動きは滅茶苦茶、リアルであり、影が映像に挿入されるタイミングとインターホンの音のタイミングが絶妙です。
そして極めつけがドアをすり抜けていくところまでも丁寧に描写しているのですよ。
コーナーのストーリーにリアリティを持たす為に、敢えて事実とは違った情報を投稿者や関係者は述べていると指摘する部分も丁寧だなぁと感じましたよ。
熊野観光
個人的には非常に意味深めいている形で撮影されている映像であり、個人的には結構、印象が強い。
投稿者カップルが何気なく神社を捉えているときに、既に横顔に変化がある参拝者はおり、次のカットではもうカメラの横にきていて問題の映像が映り込むというシークエンスが凄く怖いというか不気味ですよ。
ただ、ナレーションでは参拝者の横の顔には無数の顔・・・みたいなことを言うのですが、どうあっても顔に見えるだけのシミなわけですよ。
しかし、シミが気持ち悪い感じにみえるので、これはこれで怖いものであることには変わりません。
続・僕の恋人
印象的にはやたらと注文の多い水谷さんがハナにつくと感じましたけど、考えてみれば、最もだとも思ったり・・・。
にしても、前編にてビッ〇であることが判明しているので、『いちびってるんじゃねえよ!この〇マ!』って感じてしまうわけですよ(笑)
結局、最後にはこの水谷さんも精神を病んで、廃人みたいになってしまったような雰囲気なので、これはこれでいいと素直に思わけですけどね・・・。
ストーカーと化していた鈴木さんも何かに憑りつかれていたのでは?と本編では推測されるわけですけど、私からすればストーカーそのものがもう呪いの存在みたいになっているわけでして・・・。
そしてある意味、そこまで思い込みの激しい人間になれたら、どんなにいいか・・・と感じるくらいに自分に都合がいいのがストーカーなわけですよ。
今回は菊池はあくまで少ししか活躍していない状態でしたし、児玉もあまり発言が無かったわけで、純粋に岩澤オンリーのファンという人は見どころは沢山あったと思います。
総評
割と淡々と進み、刺激が高く毒性があるコーナーは少ない感じで、結構、楽にみれる回であるとは言えます。
また男くさいほん呪もいいですねぇ・・・現在に至るまで、女性演出補がいない回のほうが少なくなってしまったわけで、男性だけで構成されている数少ない回とも言えます。
あくまで今回も人間が怖い系という児玉作品の特徴は確実に抑えている仕上がりにはなっていますが。
☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
・ほんとにあった! 呪いのビデオ25の内容
・ほんとにあった! 呪いのビデオ25のネタバレ
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