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ほんとにあった! 呪いのビデオ23のレビューになります。

ほん呪は2018年現在、19年目になる長寿シリーズとなっていますが、ここで中盤を支えたといっていい児玉・岩澤コンビがついに始まる回といえます。

それでは、レビューの方にいってみましょう。

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ほん呪23の各章のレビュー

パリ観光

投稿者の斎藤さんの威勢がよくも愚痴っぽいコメンタリティー映像が少々、ハナにつくそんなコーナー。

新婚旅行にパリに行ったのにも関わらずに、文句が多いさまは何様のつもりだと感じるわけですが、問題の映像はインパクトがあるものといえます。

地下鉄の闇に浮かぶ白い能面の様な顔は、オカルトにあまり耐性のない初見の人間ならば初っ端から肝を潰される位の衝撃度はあるのではないでしょうか?

シリーズ 監視カメラ コインランドリー

肝心要の映像は乾燥機からおいで、おいでしているような細長い手が出てくるというもの。

それ自体は然程、怖くはないのですが、それを補強するかの様なベースとなる事件のエピソードにはいささか無理があると感じるわけで・・・。

強盗殺人事件の犯人がわざわざ何故、被害者をコインランドリーにもってきて乾燥機に遺棄するのか?という不自然さが余計なのでは?と思ったり。

カラオケボックス

投稿者の元木さんの滑舌のいい大きな受け答えが目立つのが印象的なコーナーですが、台本っぽく思えます。

どうも児玉作品になってからは、取材シーンは台本読みみたいな雰囲気がでてしまっているのですけどね。

このコーナーの最後に出てくる元カラオケボックスの従業員も『たかだかバイトのあんたが何でそこまでテレビ局の放送作家の事情知ってんのよ?』と突っ込みたくなる位です(笑)。

肝心の映像そのものは非常に不気味さを漂わせていてGJなのですが、ストーリーを丁寧に作り過ぎている余り、やたらと色々と理屈付けされているのがリアリティを下げています。

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ボクシングジム

ボクシングジムの実際の練習風景に映り込んだ心霊映像というのは斬新なアプローチであるといえます。

肝心の映像も非常にインパクトがあり気持ち悪さが出ていることからも、これまでのほん呪っぽいと感じるわけであります。

更に気持ち悪いのが逆さまというのが恐怖度を増しています。

これまでも逆さまで出現するというものはありましたが、非常にこれって効果的な演出であるといえますよね。

廃神社

そういえば大谷直樹のデビュー作品でもあるPart23のメインエピソード。

大谷自身は演出補的には非常に感じの良いインタビューが出来る男でありますが、やはり、その持ち前の不甲斐なさから児玉にはどやされ、いまいち印象が薄い制作担当という、これまでいなかった明記されていなかった立場の広岡にも色々と言われるといういじられキャラぶり。

と、いうか初見のときに見ている筈ですが、改めて見ると『広岡?こんなのいたっけ?』って言う感じでしたよ。

山で遭難し、大谷や広岡、児玉のやり取りのシークエンスなども何か余計だなぁと感じ、加えて広岡がいちいち不快感を見ているこちら側にもたらすわけであり、どうも見ていて疲れるわけですよ。

遭難するという事象そのものは、実は最後に『なるほどね・・・。』って思わせる重要な要素ではあるんですけどね。

文化祭

今作最大の白眉的コーナー。

問題の映像が映り込む箇所は衝撃度が満点であると言えます。

しかも、ポニーテールの女の姿というのは、斬新すぎるわけであり、加えてもう一つの真っ白い男の感情のない形相はヤバすぎます。

Part23で紹介されるコーナーの心霊映像の中ではこれがNo.1であると個人的には思っています。。

鉄棒

どこかバラエティに走っている感じがする横田則幸の格好は、本人の趣味なのか児玉の演出の一環なのかは謎ですが・・・。

更にレポーター的な様子もみせる横田にはどこか違和感が盛大に訪れるわけで、明らかに間違っているというか定着しないのが明白というか。

色々と残念なコーナーなのですが、肝心要の映像はそれなりに衝撃度があると言えるでしょう。

公園にはどのような因縁があるのかを探る為に図書館で、新聞記事をくまなく探す演出補たちの様子をさりげなくコーナーに込めるあたりも、児玉ならではの丁寧な演出なのでしょうね。

花火族

こちらも今作ではかなりのインパクトを誇る恐怖が感じられるコーナー。

若造グループがテンション高く傍若無人に花火を上げて乱舞している様子はリアリティがあり、これ自体はよくある光景ですね。

ですが、そこに映り込んでいるこちらも前コーナーの文化祭と同じ様に1体ではなく2体映っているというパターンであり、そのどちらもが非常にレベルの高いクオリティ。

特にカメラにへばりつくような赤い顔というのは、いくら合成であると分かっても、見るに堪えないくらいにおぞましいものであるかと思います。

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続・廃神社

ストーリー的には申し分ない位に完成度が高いものと言えます。

そして、ついに前編で倒れた大谷にかわって岩澤が起用されるという設定で大活躍していくわけですよ。

丁寧な口調でありながら、広岡にも動じないその態度は既にここで大器の片鱗を見せているわけです。

実は問題の神社の一帯は姥捨て山であり、実際に行われていたであろう事象を事細かにストーリーに盛り込む演出と構成はさすが児玉ですね。

前編の見ていて疲れる遭難模様の意味が最後の最後に分かるのも素晴らしい。

要するに大谷、広岡、児玉が遭難したルートは実は息子夫婦に姥捨てされた老婆が辿ったルートであったということに他ならないわけです。

そしておそらく金の為であろう息子夫婦の狼藉も一家心中という呪いの発動で潰えるという見せ方も秀逸ですね。

ただ、やはり榊原さんや遠藤さんのシークエンスは台本を暗記して台詞を言っている感が如実に表れているのが、どうも勿体ないと感じます。

それに意味もなく児玉が話に割り込むという演出も本当に必要だったのか?と感じずにいられません。

アドリブの演出というのは、やはりこの時点ではまだ福田陽平の演出に軍配が上がると私は思ってしまい、そういううがった見方で視聴してしまいました。

総評

岩澤宏樹が登場し、ここから中盤のほん呪を一気に支えていく稀有な演出補となっていくわけですが、その第一発目の作品として見応えはあると思います。

また児玉政権となり前作は物足りなかった肝心の心霊映像のグレードが格段に高まるのも、この回からですね。

ここから洗練されて更に面白い作品を量産していく児玉岩澤コンビのオリジン作品として見ると、また違った感触が持てるのかも知れません。

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☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオ23の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ23のネタバレ

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