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ほんとにあった! 呪いのビデオ19のレビューとなります。

演出補の存在が際立っている作りになっているわけですが、今回は少々、辛口な感想になってしまうかも知れませんが、いってみましょう。

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ほん呪19の各章のレビュー

日曜日の公園

本作、一発目のコーナーですが、初っ端からかっ飛ばしていると感じる一本ですね。

それとなく公園では過去に自殺者がいたということを匂わせておいて、問題の映像に映り込んだのは完全にそれを彷彿とさせる首をつった男の姿。

よく見ると首を吊っているわけではなく、ただ直立不動の男が後ろ姿で佇んでいるが浮いているだけ・・・とも見えるわけですが、やはり自殺者がでたという予備知識のおかげで首をつっているように見えてしまうわけです。

イメージ的には


こんな感じであり、紐が映っていない状態として捉えてもらえばいいでしょう。

シリーズ監視カメラ レンタルビデオ

どっからどう見ても元レディースという風貌の新人演出補の佐々木がやる気をみなぎらせ登場するシークエンスで始まるこのコーナー。

問題の映像は言われてみれば確かに子供の影の様にも見えるのですが、ちょっといささかパンチに欠ける仕上がりになります。

そもそも、演出補を出して店長に取材するという前置きが本当に必要であるほどの映像であるのか・・・と首を傾げるコーナーです。

御盆の夜

演出補の丸中が非常に目立つ形で描写されるコーナーです。

どうでもいいのですが、この丸中演出補はスタッフロールではコロコロと名前を変えているのが気になりますよ。

毅からつよしとひらがな明記にしたりしているわけですが、自分をさながら有名人や芸人などと勘違いしているのでしょうかね?

と、まあ、決して作品中では特に鼻につくというわけではないのでいいのですが、ちょっと気になったので(笑)

問題の映像ですが、確かにハッキリとその場に似つかわしくない踏み切りの音が背筋に悪寒を呼び込みます。

更に人魂を拡大するとそれは明らかに人の顔であったということを踏まえて、イメージすると生首が飛んでいたという新たな恐ろしさが込み上げてくるわけです。

しかし、然程、後に残る怖さが薄いということから、それはやたらと取材映像などを引っ張って、視聴の際に怠さを感じていたからと言うマイナスポイントに気づいたりとか・・・。

子供の日

投稿者の家の中から撮られる庭先の大きな鯉のぼりの映像が極めて古めかしい画質と相まって、懐かしさを感じさせる。

それはまあいいとして、いただけないのは問題の霊とおぼしき映像の解説ですよ。

たしかに問題の箇所には子供の様な影が障子の奥に映り込んでいて、消えていくまでが視認できます。

しかし、これを何故か水子の霊であると結び付けている神経が、理解不能であったりします。

水子の霊と一言でいうのは簡単ですが、影の大きさからみて、どっからどうみても赤ん坊のそれとは合致しません。

個人的には水子の霊だのなんだの言ってしまうのは、エセ霊能者特有の屁理屈であって、不快感すら感じてしまうコーナーでした。

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着信

久しぶりにがっつりと演出補の横田直幸が登場しているということで、期待が走ったコーナーですが、それも脆くも崩れ去ることに・・・。

やたらと特徴的な新人演出補・大庭は口調が気になるものの、非常にクールな印象もあり不快感は全くないのです。

が、問題は一時期、霊能タレントとして軽く日の目をみたあいざわみりの存在ですよ。

正直なところ、私、あいざわみりが出た時点で興ざめを起こしてしまって、真面目に見る気持ちが失せてしまったんですよね・・・。

2003年~2006年くらい、彼女はやたらと心霊アイドルとして深夜番組に出ていたり、霊能力を前面に押し出す売り方をしていたのわけですよ。

番組によっては特に必要もないのに水着のままで登場して、説得力に欠ける霊能の講釈を垂れている様は見ていて不快そのものでした。

更には特技は霊能力と言ってしまう辺り、おつむの程度が知れていると個人的に感じてしまっているわけでして・・・。

このコーナー、個人的にイライラするのは、そんなあいざわみりの霊視を元に調査が開始するという状態に陥っていくのが混迷を極めていると感じます。

流れ的にも『着信アリ』のDVDをみた投稿者が聞いた音声をもっているのが、あいざわみりの所属するプロダクションの事務所であり、彼女が霊視した結果、高校生と電話ボックスと木が浮上し、そこに調査に向かう大庭という、ストーリー展開が八艘飛びしすぎてて、まったく掴めないものになっていくわけです。

学生映画に映りこんだ霊

問題の映像は二つあり、一つは全く映っておらずに、もう一つにはしっかりと記録されている。

映像そのものは然程、怖いとは感じませんが、同じ時刻、同じタイミングで撮影されたのに、こっちには映っていないという事実が得体の知れない恐怖感を呼び起こします。

映り込んだ女性が過去に撮影現場近くで起きた強姦事件の被害者であるかどうかはハッキリとしていませんが、そのような過去があったという情報も前もって聞かされてしまう為に、不快感を増長させているといえる、そんなコーナーです。

パレード

特にこのコーナーは演出補が出てくるというものではありませんが、なんというか見せ方がうまいという風に思います。

映像そのものは然程、インパクトがあるものではありませんが、足に主軸をおき、映像を上にパンするように視聴者に伝えて、ナレーションもそれに付随する形で作られているという具合で、怖いというより作り方がナイスという面白さが伺える、そんな一本です。

シリーズ監視カメラ 人身事故

今作、最大の白眉的コーナー。

心霊映像??という流れになっていくのですが、その得体の知れない不快感は、他の追従を許さないレベルに仕上がっています。

駅には沢山の人間が集まって来るので、その中には明らかに挙動不審な人間が紛れ込んでいるのは当然であり、それは決して珍しいことではありません。

ですが、その挙動不審な人物が電車の前に飛び込む様子がハッキリ映ってしまっている。

これだけでも凄いことなのですが、問題はその男性の行動そのものに気づいている人間が誰もいないということです。

まるで心霊というよりは都市伝説を見せられている様な錯覚を覚えてしまうのですが、更に驚くのはこの男性の挙動を捉えた映像を見ていた別の駅員が駆けつけて、男は命を取りとめたという事実が、更に得体の知れない不快感を増幅させています。

仮にこの映像、そのものがフェイクであったにせよ、一体、どうやって撮影できたのか?という気持ちにもなり、あらゆる角度から見てもすごい仕上がりになっていると感じるコーナーです。

続・着信

結局のところ、このコーナーは何も分からぬままに終わってしまうという展開に落ち着くわけですが、そもそも、あいざわみりの霊視に頼って調査してしまったのが顛末を引き起こしたのでは?と感じてしまうわけで・・・。

しかし、最後に公開される音声から察するに、大庭が聞き込みで突き止めた見知らぬ男性の車に乗り込んて事故に遭って命を落とした少女のエピソード。

これは問題の音声に充分、繋がるイメージは浮かび上がってきます。

私には『帰りたい・・・』とは聞こえませんでしたが、どこかその少女が命が潰えるその瞬間に考えていただろう心境が心霊の音声になってしまったと考えられなくもないのかも知れません。

帰りたい・・・』⇔見知らぬ男の車に乗ってしまったけど、帰れない雰囲気である。

間違ったよ・・・』⇔男についていってしまった自分への後悔。

シメとして演出補の大庭の力強い調査への継続を仄めかす宣言も、どこか虚しい言い訳にも聞こえるわけですが、そんなシークエンスも無いよりは良かったのかも知れません。

総評

ほん呪19はハッキリ言って、福田陽平作品の中では一番、つまらないものに仕上がってしまっていると感じます。

私の好みでは無かっただけなのかも知れませんが、どこか奇をてらい過ぎていて、全くまとまっていないという気が如実に湧き上がってしまうものになっています。

そもそも、あいざわみりを作品にどういう行きがかりかは知りませんが、起用してしまったことが大きいと感じたり・・・。

ですが、ほん呪の数多くのコーナーの中で、ある意味、インパクト大と言える【人身事故】が見れるというだけでも、借りる価値はあるのかも知れませんが・・・。

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☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
ほんとにあった! 呪いのビデオ19の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ19のネタバレ

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