
ほんとにあった! 呪いのビデオ18のレビューに入ります。
これまでのほん呪作品で一番、顔立ちが良いとフリークの間でも囁かれている門間しのぶが大活躍する回になっていますが、色々とみどころもあったりする内容でしたね。
もくじ
ほん呪18の各章のレビュー
黒狐の終末 第一章 止まらない脅迫の手紙
黒狐に執拗な手紙攻撃を受けていたほん呪スタッフたち。
何気にこれは坂本一雪時代から続いていたことであり、スタッフや作品の雰囲気が変わっても続いていたということであり、ある意味、黒狐はほん呪シリーズの大ファンであることが伺えるわけです。
手紙による1年近くのストーカー行為に終止符を打つという展開なわけですが、これに当たるのが非常に顔立ちの良い新人の門間しのぶという設定。
おそらくはどこかのあまり認知されていない女優あると思われるのですが、凛々しい印象もあって見ていて決して鼻に就くことも無い自然な印象です。
問題のTは自分で墓穴を掘っている精神破綻者であるが、それに次第に振り回されていくという展開が見ていて怠かったりもします。
98話目に現れた霊
百物語って一生に一度は試してみたいなぁと感じるのですが、それを楽しみながら行ってくれる友人もいないわけでして(笑)
いずれは何かの機会にネットで有志を募ろうかとも考えているわけですが、それはさておいて・・・。
問題の映像はそれだけを見れば、非常に背筋を凍り付かせるだけのインパクトを誇っています。
ですが、よーく見ると、映り込んだ顔は張りぼてのイラストの様にも思えます。
トリックだとすれば、引き伸ばしたイラストや写真に棒をつけて、建物の下からカメラに映り込むようにするという形で再現可能であったり・・・。
なんかすごく平面に見える問題の映像にうつった顔・・・果たしてどうなんでしょうねぇ。
シリーズ監視カメラ 最上階に向かう霊
シリーズ監視カメラのコーナーで取材形式というのは今回が初の試みであったと記憶しています。
取材に当たるのが門間演出補ということで、非常に福田陽平は気に入っていたのだろうと勝手に邪推してしまうのですが(笑)
問題の映像は非常にリアリティのある仕上がりになっており、充分、レベルの高い心霊映像であると思います。
あまりにも映り込んでいる霊の動きはナチュラルすぎるのが、更に生々しさを呼び込み恐怖を増大させていると言えるでしょう。
取り残された座敷わらし
もうちょっとマッチするタイトルが考えつかなかったのか?と感じるコーナー。
特に取り壊される家が由緒正しい建物であるとも思わないし、何故、日本の伝統的モチーフの座敷童子と繋げたのかが皆目、見当がつかないのですよ。
問題の映像も確かに子供っぽい物体が映り込んではいるのですが、非常に不鮮明であり、どうみても座敷童子には見えないんですよね。
安易にねじ込んで作ってしまった失敗作といえるのではないでしょうか?
黒狐の終末 第二章 手紙に記された場所
相変わらず頭のおかしな少年・黒狐=Tに翻弄されるスタッフの様子。
もはや門間演出補を眺めるだけしか楽しみがないようなコーナーの作りの軽く眩暈をおぼえるという感じでしょうか・・・。
いい加減、振り回されている門間や濱田女性演出補の姿を見ているのも、お腹いっぱいという気分に第二章から感じ始めてくるわけですが。
ビデオレター
今作、最高の白眉的コーナー。
テレビのオカルト特番でも確かこの映像は使われていた記憶があります。
不気味に手を振る少女、貴志くんの背後に突然、不意に遠くにいたはずの少女がアップで存在しているという映像。
映像はその少女の顔に陰影がかかっているものの、顔立ちも判明出来るわけであり、非常に恐怖を感じさせる抜群の破壊力をもったものに仕上がっています。
ほん呪の数多くの心霊動画の中でも間違いなくトップ10に入るのではないかと感じる一本です。
エコー映像
渋谷の109、やってくる投稿者の胸元・・・これだけで何を表現したいのかという制作側の意図が読めるわけですが、それはさておき。
投稿者の顔を映さないように見きれている状態で撮影されているわけですが、そのグラマラスな胸に結局、目がいってしまうという変なコーナーであります。
妊娠したエコー映像に顔が映り込んでいるといいますが、顔ニューロンのようなもので、言われればそう見える程度の代物です。
このコーナーは妖艶な女性の色気を楽しむためだけに作られたかのような俗物であると断言できるわけですが(笑)
黒狐の終末 第三章 対面
相変わらず大活躍の黒狐と門間がついに対面するコーナー。
現れた黒狐が10代の少年であるということにも驚き。
たどたどしくも声色は非常に老けており、いでたちも痩せた山本太郎のような感じであり、ここでも激しく言いようのない違和感が去来します。
門間の怯えながらも勤めて冷静に振舞おうとする様子も悪くはないのですが、それにしても結局は手の込んだ手紙を送り続けた理由が幼稚すぎるものであったと分かり、一掃、ゲンナリさせられます。
覗く瞳
このコーナーは結構、割と淡々と紹介されて、淡々と終わるわけですが、映像の破壊力はかなりレベルが高いものと感じます。
映像を逆さにするとくっきりと認識できる霊の顔は、おそらくは可愛い女性の瞳であるわけですが、その色は青紫がかっており、この世のものでは絶対にないと感じさせるものです。
非常に地味な構成で紹介されていますが、この映像の質は視聴者を怖がらせるという意味では群を抜いて高いと断言できます。
呪われた家
どこかヤンキー仲間と思わせる投稿者グループのいでたちが印象的ですが、問題の映像は非常にインパクトあるものに仕上がっています。
また問題の呪われた家に侵入する演出補の丸中と中晶子の様子も、特に取材映像では何も映ってはいないのですが、地下室の井戸の映像はただならぬ気配を画面をとおして感じる魔力を感じたりします。
17の予告編ではここからダッシュして逃げる丸中と中晶子の様子が公開されていましたが、肝心のこの本編ではその様子はカットされているのはいただけないですね。
そういう意味では片手落ちであると残念ながら言わざる得ない一本であります。
黒狐の終末 第四章 黒狐の隠された過去
取材車のなかで電話であらゆる方面に対して情報収集をする門間の表情が非常に凛々しいと感じるコーナー。
更に有益な情報を得た際に、カメラにまなざしを向ける門間の顔は非常に見ていて男心をときめかせるドキっとするものであります(笑)
顔立ちがいい女性や何かを一生懸命頑張っている女性に見つめられると、結構、あっさりと男性は陥落してしまうものでありますorz
黒狐の終末 最終章 呪い
黒狐と最後の対峙をするコーナー。
錆びた釘に磁石(U字とI字)、そして紙粘土で作った人形という小道具は非常にマニアックであり、どこか生々しさを感じます。
実際に呪符を奪って止めようとする門間でありますが、これはスタッフにも倫理観があることを視聴者に示すための演出とうがった見方をしてしまいますが、結局は儀式は遂行されてしまうというオチで・・・。
しかし、これまでに数作品に渡って引っ張ってきた黒狐が結構、あっさりとパンチに欠ける内容で終わってしまったことに、沸々と無駄さ加減が湧き上がるのは私だけでしょうか?(笑)
総評
非常にインパクトがあり、質の高い恐怖映像があったものの、どこか何かが間違っているコーナーなども挿入されているカオス的な回であったと思います。
これまでのほん呪のムードは残しつつも、ミーハー的な要素も盛り込もうとしていたことが見て取れるわけですが・・・。
☟ネタバレや内容は以下のリンクから☟
・ほんとにあった! 呪いのビデオ18の内容
・ほんとにあった! 呪いのビデオ18のネタバレ
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