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ほんとにあった! 呪いのビデオ12のレビューにうつります。

相変わらず淡々とした描写でありながら、細部に拘りを見せている構成に唸るものがあります。

初見の時の感想は既にもう覚えていないものばかりなので、改めて見た上でのレビューを読んでもらいます。

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ほん呪12の各章のレビュー

謎の廃墟

スタッフの元に届けられた謎の多きビデオ。

投稿者不明、映像に出てくる人間にはモザイクがかけられているというものであり、それがかえって不気味な気持ちにさせてくれます。

問題の映像もカメラの撮影モードを変えると何も映っていない様に見えるのですが、切り替えると視聴者にも認識できるレベルでうつっているというのが素直に怖いと感じます。

このコーナーは後のSpecial5の中のコーナーで続編となるものになっています。

コンビニの噂

前作のSpecial3のフィードバックの様なコーナー。

特にスタッフに指摘した視聴者への電話取材などもなく、ただ淡々と問題の箇所を確認して公開するような具合です。

実際に新たに発見された映像というのは、とても視聴者が普通にみていて気づくようなものではないと感じます

よって、個人的には作品の尺の問題で無理くり作った様なコーナーに思えるのですが・・・。

シリーズ 監視カメラNo.1

ほん呪の定番のコーナーとなった監視カメラシリーズ。

特に取り立てていうこともない『ふーん・・・』という具合のものです。

何も感じない心霊映像というのも、どこか問題な気もしますが、それはそれとして。

初詣

初見の時にもすぐに気づいたことですが、明らかにフェイクであると個人的には思っているコーナーです。

投稿者の目が振り返った時に、歪みながら大きく見開かれるわけで、映像そのものは気持ち悪く怖いものに仕上がっています。

ですが、これはAdobeAfterEffectsというデジタル合成ソフトのバルジというエフェクトで簡単に作れてしまうものです。

バルジを適用した素材と全く映り方が同じなんですね・・・。

なので、個人的にはこれは怖い映像であるものの、フェイク99%と思っていたりします。

憑りつかれた車・前編

登場する投稿者と友人、そして主人公ともいうべき田井中茜さんの3人全てがイケメン、美女という贅沢な構成。

取材は田井中さん主導というような形で進行していき、まるでアイドルのプロモーションビデオか?という具合に思えてしまったり。

前編で公開される彼らがとった下半身の白い影が車に向かってくるという映像は、よくできていると感じますし、怪奇現象が起きる設定としてはマッチしているものと思います。

しかし、他のコーナーと違って、やはりショートムービーを見ている感じで、ドキュメンタリーとはいささか違う雰囲気を感じてしまいます。

シリーズ 監視カメラNo.2

駅の心霊映像というと、やはりすぐに思い浮かぶのは投身自殺をしてしまった人の名残?というケースでしょうか。

ですが、これはそういったものでもなく、ただ単純に天井にバカでかい顔がうつるというシンプルなものです。

映像自体は然程、インパクトは感じませんでしたが、あまり心霊映像などに耐性のない方々には、充分、驚かせるくらいの破壊力はあるのではないかと?

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赤子の霊

母親の和子さんがどこか由紀さおりに似ている気がして、息子の邦哉くんがどうもマザコン臭がすると勝手に感じてしまうコーナー。

やたらと自宅で起きた体験談を熱く語る親子の様子が、非常に生々しくも感じますが、赤子の霊が何故、この家に住み着くのかという肝心要の理由は謎のまま。

問題の映像は確かに赤ん坊の顔に見えますが、ただこの時は夕暮れ時。

たまたま、和子さんが差し込んだ夕日がうつっただけにも見える気もします。

と、いうのも現れる霊の様なものと和子さんのモーションが全く同じなんですよね。

コーナーに真実味を持たせる為なのかどうかは定かではありませんが、映像を公開した後は和子さんに腫瘍が見つかるという不幸を紹介。

何でもヤラセとかフェイクと決めつけてしまうのもファンとしては申し訳なかったりもしますが、それも感想のうちの一つということでご容赦願いたいところです。

カラオケBOX

肝心要の映像は何処か漫画『飢狼伝』のグレート巽を彷彿とさせる顔であるのですが、さほど怖くはないレベルです。

夜遊びをしてはしゃぎまくる投稿者らのその様子が、どこか懐かしさを感じさせるという映像がどういうわけか心地がよかったり。

若いっていいなーと思わせるそんなコーナーでした(笑)

夜の散歩

ほん呪12の中で一番の優れたコーナーです。

現在(2018年)ではデジタルカメラでも綺麗でスムーズな映像が撮れるのは当たり前になりました。

当時はあくまでデジカメは画像に特化したもので、映像撮影に関してはポンコツな性能だったわけです。

ですが、この夜の散歩はそんな非常に劣悪な映像を利用したかのように、気持ちの悪い異形の物体に生々しさを与えていることに成功しているように思えます。

また非常に怖いのが、問題の霊の出方ですね。

自動販売機から髪を垂らしながら目だけ投稿者たちを覗いているというもので、怖いのを通り越して吐き気がするくらいの強烈さです。

正にクリティカルヒット!と声に出していいたいくらいに仕上がっているかと。

サバイバル

サバイバルゲームって本当に楽しいんですよね。

私は中学生の頃に友人達とハマったくらいですが、その楽しさはよく分かります。

しかし成人した男がミリタリーグッズに包まれて、ちょっとかっこつけながら許可をとっていない私有地で撃ち合いに励むというのは、どこか気持ち悪いと感じるわけで(笑)

それはそうと、問題の映像ですが、こちらも心霊映像だけでいえば非常に不気味な仕上がりを見せています。

ゲーム中に仲間が転倒して気絶して、それまでの楽しい時間が凍り付くシーンはよく出来ていると思います。

ですが、それを見つめる影が濃い男の存在というのは、正に勝手に傍若無人に山を荒らしている彼らに何かを報いた存在という想像が湧き上がります。

に、しても、私も空気銃を買って、サバイバルゲームを久しぶりにやってみたくなってしまった変なコーナーでもあります。

家に宿る怨念

建築中の新居となる我が家の完成を待ちきれなくって、ビデオ撮影するという投稿者。

しかし、その待ち遠しい気持ちを根底から破壊するかのような不審火による悲劇。

これがもしも本当であれば只事ではないことです。

そして、それを起こしたのは実は空に浮かぶ巨大な霊であったかのように表現しているのが印象的。

私は現在の日本で家を建てたいとは全くもって思わないのですが、こういうケースの場合って保険とかはどう適用されるのでしょうね・・・??

シリーズ 監視カメラNo.3

おそらくは数か月間、死んだことに誰にも気づかれなかった孤独のままに死んだ男性の霊ということなのでしょうか。

春なのにコートを着ており、柱に反射するかのようにうつる問題の霊は白黒映像でありながら、不自然なものではなく割と鮮明に映っています。

こちらもあまりこういった映像に耐性のない方々ならば、充分に怖いと感じることでしょう。

そして似たようなマンションに住んでいる人ならば、暫くはエントランスが気になってしまうという様な気がします。

憑りつかれた車・後編

相変わらず田井中さん主体でコーナーが進行するわけですが、あまり印象が薄かった投稿者の友人である伊藤さんが回していたカメラに2度目の霊がうつっているということで、3人それぞれがコーナーの中では役割があったのだという様にうまくまとまっています。

田井中さんが大活躍のこのコーナーですが、これだけの奇怪な霊現象を体験して、事故まで起こしながら平然と元気に取材スタッフに体験を語る様。

この時点でこれがフェイクメンタリーであるということは紛れもない事実なのですが、一つの作品としてみるとまとまりはあります。

2回目の霊を伊藤さんが撮った後にすぐに事故が起きてしまったというシークエンスも不自然だとは感じられません。

何回も見返したくなるという程のレベルのコーナーではありませんが、トリとしては妥当なクオリティであるかと。

総評

個人的に坂本一雪さんが主導のほん呪作品は好きなのですが、12はちょっと他と比べて総合的に評価は低くなってしまうかなーと感じていたり。

と、いうか他の作品が個人的にストライクなものが多いので、そうなるとこれの評価が必然的に下がってしまうという形でして。

しかし、怖いものにあまり見慣れていない方々は、充分、夜、1人でいると後ろが気になってしまうくらいの恐怖は感じられる仕上がりとなっています。

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ほんとにあった! 呪いのビデオ12の内容
ほんとにあった! 呪いのビデオ12のネタバレ

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